「X-MEN」シリーズはマーベル・スタジオが製作 ディズニーCEOが明言
2018年9月28日 12:00

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーによる21世紀フォックスの事業買収が成立したことで、これまでフォックスが映画化権を所有していた「X-MEN」「ファンタスティック・フォー」「デッドプール」といったマーベル・コミックス原作の人気シリーズの行方に注目が集まっていた。そしてこのほど、ディズニーのボブ・アイガーCEOが米ハリウッド・レポーターのインタビューに応え、今後はディズニー傘下のマーベル・スタジオが「X-MEN」シリーズの製作を引き継ぐことを正式に認めた。
マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長は、以前から「X-MEN」シリーズをマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に引き入れることに意欲的と報じられていたが、「『X-MEN』シリーズは今後ファイギの指揮のもと、マーベル・スタジオが製作することになるのか」という問いに対し、アイガー会長は「それが自然の成り行きだと思う。誤解を招くといけないので断言することは避けたいが、フォックス側もそれが筋だと理解しているはず。単一企業がマーベル作品の製作を統合的に管理するのは道理にかなっているし、“2つのマーベル”が存在していたことの方が、むしろ不自然」と見解を述べた。
ディズニー/マーベルはフォックス買収により、汚い言葉づかいと過激な暴力描写を前面に押し出した異色ヒーロー映画「デッドプール」も手に入れることになるが、ファミリー向けという企業イメージを何よりも重視するディズニーがR指定の同シリーズをどう調理するのか、ウルヴァリンやプロフェッサーX、マグニートーら「X-MEN」の人気キャラクターがMCUにどんな形で参入することになるのか、拡大・進化し続けるマーベル・ユニバースの今後に期待が高まる。

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