高畑充希×山崎賢人、福田雄一監督作「ヲタクに恋は難しい」で初共演!歌うラブコメに挑戦
2018年9月18日 05:00
イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載された、ふじた氏の同名ウェブ漫画が原作。隠れ腐女子とゲームヲタクという不器用な男女のほほ笑ましいピュアラブストーリーが瞬く間に注目を集め、その後コミカライズされると「このマンガがすごい!2016」オンナ編では第1位を獲得した。そして18年4月にはアニメ化され、原作の累計発行部数は700万部を突破(電子書籍服務)している。
「銀魂」シリーズや「50回目のファーストキス」を大成功に導いた福田監督。今作では、2017年の「ヤングフランケンシュタイン」、18年の「ブロードウェイと銃弾」といった舞台でミュージカルを手がけてきた福田監督ならではの演出として、原作にはない、歌って踊るシーンが盛り込まれているという。
「僕は『ヲタク』という人たちを心のそこから尊敬しています。ひとつのことにすべてをささげて熱中出来る精神は素晴らしい」と公言しているだけに、「おかげで僕の組のスタッフはヲタクが多いです。僕もそんなスタッフとモノづくりをするのが楽しいのです」と語る。主演2人については、「きっと尊敬に値する魅力的なヲタクを演じ切ってくれるに違いありません。せっかくアニメ、コスプレというキーワードもあるので、ちょいと歌ったり踊ったりしようと思います。ずっとミュージカルを演出してきたことが、やとここで生かせそうです」と期待を寄せている。
高畑が演じるのは、周囲にヲタクであることがバレるのを何よりも恐れているが、何よりもBL好きの腐女子・桃瀬成海。福田監督と出会って約10年になるといい、「監督と俳優である前に、ミューヲタ仲間だと私は勝手に思っています。お互い重度のミュージカルヲタクで、お肉を食らいながらミュージカル愛を語り合った夜は数知れず……。ヲタ同士は深い絆で繋がるのだ!と、福田さんに教わったような気がします(笑)」と意思の疎通は出来ている様子。だからこそ、「普段私がミュージカルに注いでいるやや重めの偏愛を、今回は漫画やゲームやコスプレにたっぷり注いで、少しでも成海ちゃんに近づけるよう、真摯に一生懸命頑張りたいと思います」と意欲を燃やす。
一方の山崎は、重度のゲーム特化型ヲタクで、ヲタクを隠す気も改める気もない二藤宏嵩に息吹を注ぐ。福田監督とは「斉木楠雄のΨ難」に続くタッグ。「僕は福田さんの事を笑いとミュージカルとご飯のヲタクだと思っています。ご飯を残したときの福田さんはとても厳しかったです。ミュージカルの演出をするときも厳しいそうです。そして賀来賢人くんから福田組は2回目からが怖いとも言われています。それだけ熱意のある福田監督とミュージカルラブコメディを作れることがとてもうれしいです」と胸中を明かしている。さらに、「歌うことは好きですが踊りはかなり苦手なので、高畑充希さんと釣り合うかどうかとてもプレッシャーですが、同時にとっても心強くもあります」と語り、高畑との共闘を心待ちにしている。
映画は、26歳のOL・成海が転職先の会社で幼なじみの宏嵩と再会するところから始まる。周囲の人間にヲタクとバレる“ヲタバレ”を何よりも恐れている成海にとって、本当の自分をさらけ出せるのは宏嵩だけだった。ある日、居酒屋で飲みながらヲタ話に花を咲かせる2人。宏嵩はヲタク同士で付き合うメリットを説き、交際を提案する。正式に交際をスタートさせ、充実したヲタクカップル生活を満喫するはずだったが、数々の試練や困難が待ち受けていた。撮影は、10~11月に行われる。公開は、2019年を予定。