DC映画「ジョーカー」、バットマンの父親役俳優がたった2日で離脱
2018年9月6日 09:00

[映画.com ニュース] ホアキン・フェニックス主演のDC映画「ジョーカー(原題)」への出演が報じられた米俳優アレック・ボールドウィンが、報道からわずか2日後に作品からの離脱を発表した。
同作は、バットマンの宿敵ジョーカーの誕生を描く意欲作。ボールドウィンの参加が決定し、バットマンことブルース・ウェインの父トーマス・ウェイン役を演じるのではないかと、米Deadlineなどが8月28日(現地時間)に伝えていた。しかしその2日後、「USAトゥデイ」に出演したボールドウィンは「スケジュールの問題」で出演しないと発表。報道ではトーマス・ウェインは1980年代のドナルド・トランプのような派手で日焼けした実業家と表現されていたが、ボールドウィンは自身のTwitterで「トッド・フィリップス監督の『ジョーカー』で、ドナルド・トランプもどきのキャラクターに雇われてはいない」と改めて出演を否定した。
90年代に「レッド・オクトーバーを追え!」や「冷たい月を抱く女」などのハリウッド映画で主役を張っていたボールドウィンは、コメディドラマ「30 ROCK サーティー・ロック」(06~13)へのレギュラー出演をきっかけにコメディ俳優として開花。近年は、長寿バラエティ番組「サタデーナイト・ライブ」でのトランプ大統領のモノマネで一世を風びしている。トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ最新作「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(公開中)ではIMF長官役を演じた。
80年代のダークで荒々しい雰囲気をもった作品を目指しているという「ジョーカー(原題)」では、これまでジャック・ニコルソン、故ヒース・レジャーさん、ジャレッド・レトが扮してきた名悪役のジョーカーを、演技派のフェニックスが演じる。その他、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ、マーク・マロンらが出演。9月10日にクランクインし、2019年10月4日の全米公開を予定している。
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