篠原涼子&広瀬すず、「SUNNY」のカットシーンをめぐって意気投合
2018年8月21日 22:06

[映画.com ニュース]韓国の大ヒット映画を豪華女優陣でリメイクした「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の女子限定制服試写会が8月21日、東京・TOHOシネマズ六本木で開催され、主演の篠原涼子、広瀬すず、大根仁監督が登壇した。
韓国で観客動員740万人を記録したカン・ヒョンチョル監督作「サニー 永遠の仲間たち」を、1990年代の日本を舞台にコギャルやJ-POPなど当時の流行をちりばめてリメイク。主人公・奈美は末期がんに侵されたかつての親友と再会を果たし、「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」という願いをかなえるため、女子高生時代の仲良しグループ「SUNNY」のメンバーとの再会をかなえようとする。篠原が現在パートで専業主婦となった奈美、広瀬が高校生時代の奈美を演じた。
篠原と広瀬は10~40代のコギャル制服女子30人との写真撮影に続き、舞台挨拶に登壇した。制服姿の約300人のファンたちを前に、広瀬は「すごい景色ですね」と目を輝かせる。篠原は「これから青春の方もたくさんいると思うのですが、1990年代ってこういう時代だったんだって楽しんでいただけたらいいなと思っています」と挨拶したが、現役女子高生だけでなく、久々に制服を着た大人たちや、母娘での参加者もいるとわかると「本当に若い子しか来ていないだと思ってました。わからなかったです」と驚きを隠せなかった。
16歳でデビューした篠原は、高校生時代が3カ月しかなかったため制服に憧れを抱いていたそうで、「トイレに行く度に鏡で見てました」「もっとスカート短しちゃったり」とノリノリで衣装を着ていたことを告白。一方の広瀬は、監修を務めた元コギャルたちから教わったテンションの高さに「コギャル、ハンパない!!」と圧倒された様子で、「ずっとあのテンションを保っているのが大変だなと思いました。本当にエネルギッシュな現場でした」と振り返った。
小室サウンドを中心に小沢健二ら90年代の代表曲が物語を彩るが、大根監督はカラオケのシーンについて「女子高生チームはテンションを上げるのが大変だった」と明かす。一方で、「大人チームはテンションが高すぎて下げるのが大変だった」と、盛り上がりすぎてカットしたことを暴露。すると、「盛り上げろって言ったのは監督じゃないですか」と篠原がじょう舌に。撮影が大変だった分期待していたが、試写では「エンドロールになっても出てこなくて、全部が終わった後に出てくるアレねって思って見ていたら、会場が明るくなって」と、カットされた無念をぶちまけた。
これに対し、大根監督は「ハハハ、そんなもんですよ。すずちゃんのシーンもけっこうカットしたよね」と余裕しゃくしゃく。すぐに該当のシーンを思いつかなかった広瀬だが、大根監督が着替えシーンを挙げると、「それは思いました!! めっちゃ大変だったんですよ!」と身を乗り出す。「大変なシーンにかぎってやってくるんですよ」と指摘する篠原に、「ひとりで何十着も着替えて、アドリブもたくさんしたのにカットされてました」と打ち明けた。意気投合した篠原と広瀬を尻目に、大根監督は「泣く泣くおいしいシーンを捨てて、いいとこだけで出来上がっている映画です」とアピールしていた。
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」は、8月31日から全国で公開。
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