北川景子、NHKドラマ初主演!「逃げ恥」脚本・野木亜紀子と“フェイクニュース”に挑む
2018年8月15日 15:30

[映画.com ニュース] 女優の北川景子が、NHKドラマ「フェイクニュース」に主演することがわかった。北川にとって、同局ドラマの主演は初。脚本は「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などの野木亜紀子が執筆し、真実と嘘など現代社会が抱える問題点を抉りだす、社会派エンタテインメントを紡いでいく。
大手新聞社からネットメディアに出向してきた東雲樹(北川)はある日、編集長の宇佐美寛治(新井浩文)から「インスタント食品への害虫混入事件」を取材するよう命じられる。SNSに害虫混入を投稿した男(光石研)に会いに行くが、樹はその真偽や目的を断定することができない。一方で男の投稿は、事態を思わぬ方向へと導いていく。フェイクニュースに立ち向かう樹は、やがて“ある真実”にたどり着く。
樹に扮する北川は、「(役どころは)ネットメディアに対しては一般素人でも簡単に記事を投稿でき、誰でも、たとえそれが真実でなくとも世の中に発信できてしまう危険なものであり、真実が歪曲されてしまうことも多々あると、日々ネットメディアに勤務しながら釈然としない思いを抱いています」と解説。物語の魅力について「そんな樹がひょんなことからSNSで話題の事件の真相をとことん調べることになる、というのが、とても面白いと思いました」と語り、「何が真実で何が嘘なのか、溢れる情報を取捨選択する力、何を信じるべきなのか判断する力が、現代を生きる私たちには必要だと感じます。今回のドラマでは、真実をあぶり出すことをテーマに熱く演じたいと思います」と意気込みを明かした。
またNKHドラマの脚本は初となる野木は、企画発足時の2017年春に思いを馳せ、「当時はまだファクトチェックどころかフェイクニュースという言葉そのものが一般に浸透していなかったため、フェイクニュースとはどういうもので何が問題かという『フェイクニュース入門』のドラマを考えていました」と説明。そのうえで「年が明け2018年。前の仕事がようやく終わり、さあ書くぞと周囲を見まわしたら、フェイクニュースを取り巻く状況は一変していました。当初のプロットはすべて捨て、まるっきり新しいドラマを作ることにしました。おそらく半年もすれば今の内容も古くなっていることでしょう」といい、「一方で、このドラマで描いている混乱は、半年後、1年後、10年後ですら変わらずに起こるような気もしています。まったく喜べません。とはいえ、これはフィクションです。エンターテインメントドラマです。『NHK! 社会派! 現代社会に警鐘!』なんていうと難しいドラマのようですが、いうても青虫です。青虫と登場人物たちの悲喜こもごもを、軽い気持ちで見ていただけたら幸いです」と、軽妙な語り口でアピールしている。
NHK「フェイクニュース」は、ほか永山絢斗、矢本悠馬、岩松了、杉本哲太らが共演。二部構成で、前編が10月20日、後編が27日、ともに午後9時から放送される。
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