ケイシー・アフレック、ついに口を開く 過去のセクハラ行為を謝罪
2018年8月13日 12:00

[映画.com ニュース] #MeTooや#Times Upなどのセクハラ撲滅運動が勢いづくなか行われた今年のアカデミー賞授賞式のプレゼンターを辞退して以来、セクハラ行為で訴えられた過去について自身の口から語ることのなかったオスカー俳優ケイシー・アフレックが、ついに沈黙を破った。バラエティほか複数の米メディアが報じている。
アフレックは2010年、監督・製作・共同脚本を手がけたモキュメンタリー「容疑者、ホアキン・フェニックス」の撮影中にセクハラ被害を受けたとして、女性スタッフ2人から訴えられたものの、裁判沙汰になる前に示談が成立していた。だが、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で昨年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したアフレックが、同賞の伝統に則り、今年の授賞式で主演女優賞のプレゼンターを務めることになったのを機に、“過去の汚点”が掘り起こされた結果、アフレックは自らプレゼンターを辞退。ジェニファー・ローレンスとジョディ・フォスターが代役を務めるという異例の事態となった。
ロバート・レッドフォードの俳優引退作品となる「The Old Man & The Gun(原題)」(9月28日全米公開)のプロモーションで、AP通信の独占インタビューに応じたアフレックは、問題となった過去を振り返り「ボスとしての責任を自覚していなかったがために、自分自身や現場の男性スタッフによるあるまじき行為を許容してしまった。プロに相応しくない不適切な振る舞いを、心から申し訳なく思っている」と謝罪。さらに「でも出来ることならば、訴訟にまで至る前に別の手段で解決したかった。セクハラ行為を指摘されたこと、ましてやそれで告訴されたことなどこれまで一度もなかったし、本当に恥ずかしくて、どう対処していいのかわからなかった」と本心を打ち明けた。
アカデミー賞のプレゼンターを辞退した理由について、「ハリウッドを中心とするあの時期の社会動向を鑑みて、そうするのが正しいと思ったんだ。僕の代わりに、2人の素晴らしい女性が主演女優賞のプレゼンターを務めるべきだってね」と明かす。また、#MeTooムーブメントに触れ「この業界では長年、女性が過小評価され、しかるべき報酬を与えられず、物と見なされ軽視されてきた。僕自身を含めた誰もが、まるで当たり前のことのように受け入れてきたその実情に、ひと握りの女性たちが勇気をもって立ち上がったのは素晴らしいことだと思うし、僕もそうした人たちから多くを学んだよ。今後はもっと思慮深くなるよう努めるつもりだ。不要な発言を慎むと同時に、様々な意見に耳を傾けることで、女性の地位向上に向けた運動を微力ながら支援していければと思っている」と語った。
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