ゴリ監督、奥田瑛二主演「洗骨」ニューヨーク・JAPAN CUTSで観客賞!
2018年8月8日 06:00

[映画.com ニュース]
「ガレッジセール」のゴリが、本名の照屋年之名義で監督し、奥田瑛二を主演に迎えた「洗骨」が、米ニューヨークで開催された北米最大の日本映画祭・第12回JAPAN CUTSで観客賞を受賞した。
国際的な短編映画祭で高い評価を受け、話題をさらった照屋監督の短編映画「born、bone、墓音。」を原案に、長編として生まれ変わった本作。奥田のほか筒井道隆、水崎綾女、大島蓉子、坂本あきら、鈴木Q太郎、筒井真理子が出演している。土葬や風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒で洗い、再度埋葬する洗骨を通して、バラバラだった家族が再生していく姿、親から子へと「生命」がバトンタッチされる様をコミカルに描いた感動作だ。
2018年度の沖縄国際映画祭を皮切りに、ロシア・モスクワ国際映画祭、中国・上海映画祭などでも好評を得て、11月のハワイ国際映画祭での上映も決定している。海を越えて感動の波が広がっていた中で、JAPAN CUTS観客賞に輝いた。過去には土井裕泰監督・有村架純主演「ビリギャル」、永井聡監督・菅田将暉主演の「帝一の國」が受賞している。

受賞の一報を受けた照屋監督は、「『これは映画にしなければ!』と、すぐに脚本を書き上げました。恥ずかしながら、沖縄出身である私は洗骨を知りませんでした。亡き人を葬る儀式は国によって様々ですが、洗骨の持つ、2 度目の悲しさ、2 度目の愛おしさ、改めての感謝の気持ちなどは、どれをとっても心を揺さぶる風習でした。海外の皆様と、この風習に共感できたことを嬉しく思います!」と感激しきりの様子。奥田も、「ニューヨーカーと一緒にこの映画の話をしたかったです。『洗骨』という魂の映画の公開に向けて大きな大きな力になります」と、コメントを寄せた。
「洗骨」は、2018年冬の沖縄での先行公開に続き、19年に全国で公開予定。
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