“ボンドガール”がスターリンを心酔させたピアニストに!O・キュリレンコインタビュー公開

2018年7月25日 13:30

超絶技巧で知られた実在のピアニストを演じる
超絶技巧で知られた実在のピアニストを演じる

[映画.com ニュース] フランスのベストセラーを原作に、ソビエト連邦最高指導者ヨシフ・スターリンの死によって巻き起こる権力争いを描くブラックコメディ「スターリンの葬送狂騒曲」で、スターリンのお気に入りだった実在のピアニスト、マリヤ・ユーディナを演じたオルガ・キュリレンコが語った。

「マリヤはスターリンが心酔したコンサート・ピアニストだった。でも彼女は彼を嫌ってた」と自身の役を説明するキュリレンコは、「とても興味深い女性なの」とマリヤを評する。エミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経験を持つアーマンド・イアヌッチ監督について「私はアーマンドの作品が大好きなの」と語り、「彼はすごくユーモアと才能と機知に富んでいて、今回の映画への参加はすごく魅力的だった。それで私は脚本を読んだの。ものすごく笑えてよく書けている本で、私は自分が演じるキャラクターに魅了されたわ」と、作品に出演した経緯を明かす。「実在の人物を演じるのは難しいことだけど、それも面白い経験だった。役作りにあたっては下調べもしたし、何といってもピアノを練習しなきゃいけなかった。カッコよく弾けなきゃいけないし、新しい曲を学んで、演奏できるようになる必要があったの」。

2008年の「007 慰めの報酬」でボンドガール抜てきされて注目を集め、12年のテレンス・マリック監督作「トゥ・ザ・ワンダー」では、演技力も高く評価されたキュリレンコだが、「アーマンドが私に声を掛けてくれた理由には、きっと私がピアノを弾けることを彼が知っていたからだと思うの。彼にとって大事だったのは、ピアノが上手な人を見つけることだったと思うわ(笑)」と笑う。

「『顔と手でショットを分けたくない。(弾いている姿の)全体を撮りたいんだ。君にそれを任せてもいいかな?』って言うアーマンドに、私はこう答えたわ。『ええ、もちろんよ。どうしてほしいか言ってちょうだい。どの曲を習得してほしいか教えてくれれば、やるわ』って」とオファーを受けた状況を振り返り、イアヌッチ監督の手腕についても「ときどき彼は演技の最中に割り込んできて、『よし、これを追加しよう。きっとうまくいくと思う』という風に言うの。とても自然だった。そのやり方が見事なの。常にすごくポジティブな雰囲気でやってくるし、自分の仕事を愛してやまない感じがにじみ出ていたし、何よりすごくスマートなの。見事な演出に驚いたわ。俳優たちは、彼の演出だと気づかないうちに演出されていたの」と高く評価した。

スターリンの葬送狂騒曲」は、キュリレンコのほか、スティーブ・ブシェーミサイモン・ラッセル・ビールジェフリー・タンバーらが出演。8月3日から全国順次公開。

(映画.com速報)

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