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50年の時を経て日本初上映! ピーター・ブルック「テル・ミー・ライズ」8月25日公開

2018年7月25日 12:00

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現代演劇界の巨匠ブルックの長編映画第3作
現代演劇界の巨匠ブルックの長編映画第3作
(C)Brook Productions 2012

[映画.com ニュース] 現代演劇界の巨匠ピーター・ブルックの長編映画第3作「テル・ミー・ライズ」が、8月25日から日本公開されることが決定。「世界は今も嘘で回る」というキャッチコピーが添えられたポスタービジュアル、予告編、場面写真を、映画.comが先行入手した。

1968年に激化したベトナム戦争を痛烈に批判した本作は、同年のカンヌ国際映画祭に選出されたが、突然の取り下げによって上映中止となった“究極の反戦映画”。第29回ベネチア国際映画祭では「審査員特別賞(次点)」「ルイス・ブニュエル審査員賞」の評価を得たものの、アメリカ、イギリスの一部の劇場でしか公開されず、様々な妨害を受けたため、短期間しか上映されなかった。長年“幻の作品”とされてきたが、11年に紛失していた本編を発見。ブルック監督と近親者の手によって、映画遺産保存を専門とする「グルパマ・ガン財団」「テクニカラー財団」とともに完全な修復を行い、12年に復活上映が行われた。

物語の舞台は「スウィンギング・ロンドン」と呼ばれた60年代の若者カルチャー全盛のロンドン。傷ついたベトナム人の子どもの写真におののいたイギリス人の若者3人が、ベトナム戦争における暴力のスパイラルを理解し、自分たちの無力感を乗り越えようとするさまが描かれる。ポスタービジュアルでは、“戦争反対”のデモを繰り広げる人々を上下に配置し、中央に黒いサングラス姿の男が演説しているカットを使用している。

ピーター・バラカンがナレーションを務めた予告編は、“ベトナム戦争反対”のデモ映像からスタート。ブルック監督が築き上げてみせたのは、「フィクション」「ノンフィクション」の枠組みにとらわれない不思議な世界観だ。男が「ある日俺は真実という車にひかれた」とカメラ目線で歌いだしたり、ある人物の腹部に映像を映し出したりと、大胆な演出がいくつも確認できる。

テル・ミー・ライズ」は、8月25日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開。

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