ドラマ「下町ロケット」続編が放送決定!主演・阿部寛ら主要キャストが3年ぶり結集
2018年7月19日 04:00

[映画.com ニュース]2015年に制作され好評を博したTBSドラマ「下町ロケット」の続編が、10月期の日曜劇場枠で放送されることがわかった。前作に続いて阿部寛が主人公・佃航平に扮し、佃製作所の面々を演じた立川談春、安田顕、和田聰宏、今野浩喜、中本賢、谷田歩らも出演する。
池井戸潤氏による小説「下町ロケット」シリーズをドラマ化し、ロケットにかける男たちの物語を描いた前作は、最終回の平均視聴率は22.3%を記録。その出来栄えが高く評価され、「第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の作品賞や、「東京ドラマアウォード2016」の連続ドラマ部門優秀賞など多くの賞を獲得した。
続編となる今回は、シリーズ第3弾「下町ロケット ゴースト」(単行本は7月20日発売)を映像化。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、度重なる困難を切り抜けてきた町工場「佃製作所」だが、またしても予期せぬトラブルにより窮地に陥っていく。バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告……。次々に起こる絶体絶命のピンチを切り抜けるため、社長・佃(阿部)は意外な決断を下す。

佃製作所の新たな苦闘に身を投じる主演・阿部は、「ご好評いただきました前作から3年、引き続き佃航平を演じさせていただくこととなりました」と挨拶。「夢の実現と人々の幸せを、必死にもがきながら追い求めてきた佃ですが、今作も難題に直面し、それを乗り越えようともがき苦しむ中から、新たな理想と追い求めるべき夢を見つけ出します」としたうえで、「会社の経営者として、社員たちの生活を守るのも当然ですが、自らの夢を社員だけではなく、全ての仲間たちと共に全力で挑戦する等身大の佃航平を演じさせていただこうと思います。ぜひ、楽しみにしていただければと思います」と思いの丈を述べた。
原作の池井戸氏も、「阿部寛さん演じる佃社長をはじめ、佃製作所の熱いメンバーたちとの再会を心待ちにしています」と期待をふくらませる。そして「今回、窮地に立たされた佃製作所が挑戦するのは、まさに現代日本が抱える難題のひとつです」と話し、「それに挑む者たちの葛藤や挫折がどう描かれるのか、福澤克雄監督の演出に大いに期待しています」と明かしている。
ドラマ「下町ロケット」は、映画「祈りの幕が下りる時」「七つの会議」の福澤克雄らが演出を手がけ、同じく「七つの会議」「陽気なギャングが地球を回す」の丑尾健太郎が脚本を執筆。10月期から毎週日曜午後9時にTBS系で放送される。
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