「スター・トレック:ディスカバリー」スピンオフが計画中 ピカード艦長復活?
2018年7月2日 10:00
[映画.com ニュース] 「スター・トレック」テレビシリーズ最新作「スター・トレック:ディスカバリー」で制作総指揮を務めるアレックス・カーツマンが、制作元の米CBSテレビジョンスタジオと新たに5年契約を結び、スピンオフやアニメを含む同シリーズのテレビ向けコンテンツの企画・開発に着手することが明らかになった。
「スター・トレック:ディスカバリー」は、2005年に終了した「スター・トレック:エンタープライズ」以降で初めて作られたテレビシリーズ最新作で、1966~69年に放送された「宇宙大作戦」の約10年前が物語の舞台となっている。アメリカ国内においては、自社のストリーミングサービスCBS All Accessのみで配信するというCBSの大胆な試みが大きな話題を呼び、ファーストシーズン半ばにして早くもシーズン2への継続が決定した。
米ハリウッド・レポーターによれば、J・J・エイブラムス監督の映画版「スター・トレック」で脚本・製作を手がけたシリーズベテランのカーツマンは、スター・トレック・ユニバースをさらに拡大すべく、スピンオフやリミテッドシリーズ、アニメーションなど多様なフォーマットの新番組を企画しており、そのうちの1つはなんと、テレビシリーズ「新スター・トレック」でU.S.S.エンタープライズ号の伝説の艦長、ジャン=リュック・ピカードを演じた名優パトリック・スチュワートが、新たな設定のもと、再びピカード艦長役に扮する新シリーズだという。
この噂についてCBSは今のところノーコメントとしているが、リブート版「スター・トレック」映画シリーズ最新作で、クエンティン・タランティーノ監督がメガホンをとることになれば、シリーズ復帰もやぶさかではない、とスチュワートが意欲を見せていることからも、ピカード艦長が奇跡の復活を果たす可能性は大いにある。
米バラエティによるとほかにも、「スター・トレック」の世界における士官学校「スターフリート・アカデミー」を舞台にした新シリーズや、オリジナル映画シリーズ第2作「スター・トレック2 カーンの逆襲」をベースにしたリミテッドシリーズなど、ファンには楽しみな企画が目白押し。ピカード艦長の復活が実現するか否かも含め、続報が待ち望まれる。