たった6時間の結婚…別れの理由とは?S・ローナン「追想」ポスター&予告完成
2018年6月13日 10:00

[映画.com ニュース] シアーシャ・ローナン主演でイギリスの作家イアン・マキューアンの小説を映画化した「追想」の予告編と、ローナン演じる主人公と、ビリー・ハウル扮するその夫の埋められない距離を感じさせるポスター画像がお披露目された。
原作は、ブッカー賞作家であるマキューアンの小説「初夜」。1960年代のイギリスを舞台に、海辺のホテルで新婚初夜を迎えた若い夫婦の心の機微を描いたラブストーリーだ。映画化にあたり、マキューアン自身が脚本を担当して新たな解釈を加え、長編映画初挑戦となるドミニク・クック監督がメガホンをとった。
62年夏、若きバイオリニストのフローレンスと歴史学者を目指すエドワードは、家庭環境や生い立ちの違いを乗り越えて結婚する。新婚旅行でドーセット州のチェジル・ビーチを訪れるが、初夜への緊張と興奮で空気は気まずくなるばかり。ついには口論になり、フローレンスはホテルを飛び出す。愛しているからこそ生じてしまったボタンの掛け違いが、2人の人生を大きく左右する分かれ道となってしまう。
予告編では、強くひかれ合い、デートを重ね、社会的な階級の差を跳ね除けて愛を貫いてきた2人の軌跡が描かれる。しかし、結婚が決まってからのフローレンスの表情は硬い。結婚し、新婚旅行に来ても様子がおかしいフローレンスに、エドワードは「僕らは今日結婚したんだ。誓い合った!」と声を荒げる。そして、たった6時間で終わりを告げる2人の結婚。なぜ愛し合う2人は別れなければならなかったのか、展開が気になる仕上がりとなっている。
「追想」は、8月10日から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
(C)British Broadcasting Corporation / Number 9 Films (Chesil) Limited 2017
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