初代ボンドガール、ユニス・ゲイスンさんが90歳で死去
2018年6月12日 09:00
[映画.com ニュース] 人気スパイ映画「007」シリーズの初代ボンドガールとして知られる英女優ユニス・ゲイスンさんが6月8日(現地時間)に死去したと、米ハリウッド・レポーターなどが報じた。享年90歳だった。
ゲイスンさんのTwitterアカウントで6月9日に告知されたもの。死因は明らかにされていない。ボンド映画のプロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが、「まさしく最初の“ボンドガール”であり、『007は殺しの番号』と『007 危機一発』でシルヴィア・トレンチを演じたユニス・ゲイスンさんが亡くなったと知り、非常に残念です。ご遺族の皆さまにお悔やみ申し上げます」と共同で声明を発表した。
ゲイスンさんは、「007」シリーズ第1弾「007は殺しの番号」(62・現題「007 ドクター・ノー」)でショーン・コネリーと共演し、後々まで受け継がれるジェームズ・ボンドの名ゼリフ「…Bond, James Bond」(名前はボンド。ジェームズ・ボンド)を引き出すセリフを担当したことで知られる。続編「007 危機一発」(63・現題「007 ロシアより愛をこめて」)にもシルビア役で出演した。
1928年にイギリス・サリー州にうまれたゲイスンさんは、舞台女優としてキャリアをスタートさせ、古典的ホラー映画の名門ハマー・フィルムの「フランケンシュタインの復讐」(58)などに出演。「007 ロシアより愛をこめて」を最後に銀幕を去り、その後はテレビシリーズ「セイント 天国野郎」や「おしゃれ(秘)探偵」などに出演した。