池田エライザ、オダギリジョーの不可解な“ペン消失”に爆笑
2018年6月11日 21:23
[映画.com ニュース] 「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化した「ルームロンダリング」の完成披露試写会が6月11日、東京・ニッショーホールで行われ、主演の池田エライザ、共演のオダギリジョー、渋川清彦、健太郎、メガホンをとった片桐健滋監督が、上映前の舞台挨拶に登壇した。
18歳で天涯孤独になってしまった御子(池田)のもとに、母親の弟である雷土悟郎(オダギリ)が現れ、住居とアルバイトを用意してくれた。しかしそのバイトとは、事故物件に住み、不動産の報告義務を解消させるもの。ワケあり物件を転々とするなか、御子は部屋に居座る幽霊が見えるようになり、彼らの無念を晴らそうと奔走し始める。
「ロンダリング=浄化、洗浄」にいう点にちなみ「浄化してみたいことは?」という質問が投げかられると、池田は「邪念」と回答。「過去の出来事に関して“浄化したい”と思うものはあまりないんです。振り返ってみて恥ずかしいことはあるんですけど、それはその時『自分がこうしたい』と思ってやったことだから」と前置きしてから「これからの自分が想像できない場所に立って、何かに目がくらんでしまいそうになった時、常にロンダリングしてクリアでいたいな」と明かしていた。
一方、オダギリが提示したフリップはなぜか“空欄”。MCに理由を問われると「ちょうどペンがないって言われて。書きたかったんですけどね。まさかの白紙で出す、こんなことがあるのかな~」とひょうひょうと切り返し、池田らの笑いを誘った。そして「何かを浄化したいとか、洗浄したいとか、確かにあんまりない」と補足しながらも「本当にペンがなかったから書けなかった」と不可解な“ペン消失”を強調していた。
「初ゲロ」という衝撃的なワードを書いていた渋川は「23歳くらいの頃、初めて飛行機に乗ったんです。酒を飲み過ぎて、着陸と同時に吐きました。あれは本当に恥ずかしかった。消したいですね」と告白。「先輩の引退試合」と記入していた健太郎は「『●●西高校』で試合があるということで向かったんですけど、本当の会場には『西』の文字がなかった。連絡したら『あと2分くらいで始まる』と。行くのを諦めてしまった」と過去の大失敗を打ち明けた。またこの日は、実際に事故物件に住んでいるお笑い芸人・松原タニシがゲストとして登場し「風呂場の鏡に突然『シャンプー』という文字が浮かんだ」「オーディションで自己紹介をしたら、スタッフの数珠がはじけ飛んだ」「現在住んでいる事故物件は間取り3DKで3万円」という“面白怖い”エピソードを披露していた。
「ルームロンダリング」は、7月7日から東京・新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開。
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