「羊と鋼の森」新宿御苑史上初の野外試写会を開催! 山崎賢人「皆さんが羨ましい」
2018年5月28日 21:35

[映画.com ニュース] 2016年の本屋大賞を受賞した小説を映画化した「羊と鋼の森」の“森を感じる試写会”が5月28日、東京・新宿御苑で行われ、主演の山崎賢人をはじめ、共演の鈴木亮平(舞台挨拶のみ参加)、上白石萌音・上白石萌歌姉妹、三浦友和、メガホンをとった橋本光二郎監督が出席した。
本作は文部科学省から特別推薦を受けているが、「自然の中で育まれる感性を大切にしたい」という作品のメッセージに賛同した環境省とのタイアップが決定。新宿御苑史上初となる野外試写会が開催されることになった。山崎は、旧御涼亭で行われた会見で「今日、初めて新宿御苑に来ました」と告白。「都会のど真ん中にこんなに緑豊かな場所があるなんて。緑の中からビルが見える風景も不思議です。初めての試みということで嬉しく思います」と心境を明かしていた。
イギリス風景式庭園に特設された会場には、約1000人の観客が集結。ステージに上がった山崎は「(試写会は)史上初!」と何度も強調すると「皆さんが羨ましいです。この作品は森がたくさん出てきますので、実際に森の中にいるような感覚になったりするのかな。こういう機会がどんどん増えていけばいいと思います」と言葉を投げかけた。一方、鈴木は「森と“スクリーンの中の森”がつながって見えるようになったりするかも。僕も本当だったらそっち(観客側)で見たいです」と打ち明けていた。
萌音は目の前に広がる光景を目の当たりにして「フェスみたい(笑)」とニッコリ。「でも、今からここで流れるのはロックミュージックじゃなくてクラシックの音楽。この作品は無音の時間をすごく大切に描いています。その無音の時間に自然の音が流れるのはとてもロマンチック」と話すと、萌歌も「周りが木々に囲まれているので、劇場以上に音が耳にスッと入ってきそう。ピアノの音を質の良い環境で感じていただけるはず」と感想を述べていた。
山崎は、自身が演じる調律師の仕事に魅せられた青年・外村直樹について「僕は俳優という仕事しかしてこなかったので、その中で感じていたことを役に反映できたらと思っていました」と撮影を述懐。外村の仕事への実直な姿勢を引き合いに出し「僕もなんだかんだ8年目になるので、コツコツやってきたなと思う」と語ると、鈴木は思わず「8年でコツコツとか、よく友和さんの前で言えるな(笑)!」と猛ツッコミ。場内が爆笑に包まれるなか、三浦は「座長として大切なのは、作品ときちんと向き合っているか、集中しているかどうかということ。その点において、彼は素晴らしいと思いました」と山崎の主演としての姿勢を絶賛していた。
「羊と鋼の森」は、第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都氏の小説を実写映画化。ピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦)との出会いを機に、青年・外村直樹が悩み、迷い、挫折を経験しながら成長していく姿を描く。6月8日から全国東宝系で公開。
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