ゴジラを日比谷で迎撃せよ!最先端MR技術で体験する“巨災対”気分
2018年5月25日 22:30
[映画.com ニュース] 東宝と日本マイクロソフトが連携した新プロジェクト「HIBIYA2018」の一環として企画されたMR(Mixed Reality:複合現実)コンテンツ「ゴジラ・ナイト」。「シン・ゴジラ」ファンにはたまらない「日比谷ゴジラ迎撃作戦」をプレス内覧会で体験してきました。
そもそもMR(Mixed Reality)、「複合現実」とは? 日本マイクロソフトの三上智子氏(Microsoft 365 ビジネス本部本部長)は、「物理世界(リアル)とデジタル世界を融合させた空間」と説明しています。現実世界にデジタルの要素を付加するAR(Augmented Reality:拡張現実)と、空間そのものがほぼデジタルで表現されるVR(Virtual Reality:仮想現実)の両方を内包し、用途や目的に合わせてリアルとデジタルの割合を設定していくというコンセプトです。
そんなMR体験を実現させるゴーグル「Microsoft HoloLens」を活用した日本初の屋外イベントが「ゴジラ・ナイト」。「Microsoft HoloLens」はゴーグル内に映し出されるホログラム映像が現実世界に重なり合い、AR寄りの体験ができるスタンドアローンのデバイスです。イベントでは、これを装着してゴジラ迎撃に挑戦します!
決戦の舞台は、東京・日比谷の日比谷シャンテ前の広場「日比谷ゴジラスクエア」に設置された特設ステージ。参加者たちは「巨大不明生物特設災害対策本部」に召集された各分野の精鋭として、「戦略会議」と「作戦実行」の2部で構成される「日比谷ゴジラ迎撃作戦」に参加します。作戦本部のテントに入り、作戦の指揮を執る司令官と隊長の指示で「Microsoft HoloLens」を装着したら、戦略会議がスタートです。
品川駅港南口に現れたゴジラは、日比谷公園に接近中。隊長が空中で親指と人差し指をくっつけてから放す動作をすると、ゴジラ模型が置かれた地図の上にこれまでの進路と進路予想、さらに戦車や戦闘機の配備位置が立体的に表示されます。さらに作戦の説明が続き、専用パッドに「Rapture」と手書きし、先ほどと同じジェスチャーをすると、血液凝固剤を搭載したミサイル「ラプチャー」の仕様書が空中に表示されるではありませんか! まさに映画の世界。こんなハイテク技術があれば、ゴジラを倒せる気がしてきます。そして、首相官邸から攻撃許可が下り、いよいよ作戦実行です。
テントからステージへ移動し、HoloLensも攻撃用に交換。緊張感が高まります。3月に開業したばかりの東京ミッドタウン日比谷の背後から現れるゴジラ。振り回される尾や、雄たけびとともに大きく開かれた口が目の前に迫ります。その大きさと迫力に圧倒されるばかり。ここは音声認識の出番。「ミサイル発射!」と叫ぶとその号令に応じるようにゴジラにミサイルがどんどん打ち込まれていきます。そして、ゴジラの体内から発せられる光がマグマのような赤から、青、紫へと変化して……。作戦の結果は参加者だけのお楽しみなのですが、みな一様に興奮と驚きに包まれ、スタージを後にしていました。
「シン・ゴジラ」に登場するゴジラは全長118.5メートル。東京ミッドタウン日比谷とほぼ同じ高さで、頭から足元までを一度に視界に収める事ができないほど巨大なことが実感できます。おもしろかったのは、ゴジラに“気づかず”通り過ぎていく人々や、付近に駐車している自動車が破壊されているように見えること。現実とデジタルの融合、これこそMRならではという瞬間でした。あっという間の30分、最先端テクノロジーによる人気キャラクターの新しい楽しみ方に触れることができました。
実はすでに参加者の募集は締め切られているのですが、「日比谷ゴジラスクエア」にはMicrosoft HoloLensと新・ゴジラ像と撮影できるフォトブースが用意されるとのこと。夜の日比谷にお出かけの際は、ゴジラを“目撃”している参加者たちの反応をチェックしてみては? 「ゴジラ・ナイト」は5月24~29日午後6時30時~9時の間に1日5回実施されます。
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