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葵わかな&佐野勇斗「青夏」撮了! 観客に届けたいのは“恋する気持ち”

2018年5月9日 07:00

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1カ月にわたる撮影を終えた葵と佐野
1カ月にわたる撮影を終えた葵と佐野
(C)2018映画「青夏」製作委員会

[映画.com ニュース] 南波あつこ氏の人気漫画を、葵わかな佐野勇斗の主演で映画化する「青夏 きみに恋した30日」が、このほどクランクアップを迎えた。葵と佐野は「撮影は春でしたが、実際に夏休みを過ごし、次は秋が来るのではと思えるくらいちゃんと夏休みを体験できた1カ月でした」(葵)、「すごく大変な撮影も多かったのですが、周りの皆さんに支えられて毎日楽しく撮影が出来ました」(佐野)と充実の日々を過ごしたようだ。

夏休みを田舎で過ごすことになった都会育ちのイマドキ女子・理緒(葵)と、地元のクール系イケメン・吟蔵(佐野)の恋模様を描く。4月2日にクランクインした本作は、理緒が夏休みの間過ごすことになる自然豊かな田舎を再現するために、三重県を中心にオールロケを敢行。同世代のキャストが多い現場では、待機時間も互いの写真を撮り合ったり、撮休の日には観光に出かけるなど、劇中さながら、同級生や地元仲間のような仲の良さで、終始にぎやかな雰囲気に包まれていた。クランクアップ当日は、メガホンをとった古澤健監督が、葵と佐野に花束をプレゼント。2人が古澤監督と固い握手を交わすと、盛大な拍手が巻き起こった。

「同世代の子が多い現場が自分の中では珍しく、あまりない経験だったので、みんなと一緒に走ってる感じが凄く楽しかった」と振り返る葵。「くちびるに歌を」でも共演した佐野については「今回は恋の相手役ということて、自分でもどんな気持ちになるのかクランクイン前はわからなかったのですが、実際に撮影が始まると、その関係性があったおかげで、どこかで言葉にしなくても分かり合える空気感が出来ていて、とても信頼できました」と思いの丈を述べる。そして「この映画を見て『ああ、夏だな』と思ったり、『田舎に行こうかな』と思ってくれたら嬉しいです。そして『恋したいな』って思っていただけたら素敵だなと思います」とメッセージを送っている。

一方、吟蔵という役どころを「自分の中では挑戦的」と説明した佐野は「葵さんは経験も豊富で、色々なことを知っていて、僕もそういう技術を学びつつ、盗みつつ、一緒に良い作品を作りたいと思っていました」と告白。「(劇中では)恋人同士の関係でしたが、同じ作品を作る『戦友』のような関係で作品を作れたと思います」と葵への厚い信頼をにじませ、「(本作は)胸がキュンキュンする映画だと思いますが、それだけじゃなくこんな夏を皆さんにも過ごしてほしい、こんな夏を過ごしてみたいと思える作品です」と語っている。

「原作を読んだときにも感じましたが、これは普遍的な物語だと思います」と説明する古澤監督。「人が誰かを好きになってしまう時って、その誰かと自分のあいだにものすごい距離を感じてもどかしくなってしまうと思います。こんなにそばにいて触れることもできるのにこんなに遠いなんて…。『青夏』は、その切なさの先にあるものを描く映画になっています。ぜひ劇場で理緒・吟蔵と一緒にひと夏の恋と成長を見届けてください。ふたりが迎えるラストには、見る人それぞれの明日へのメッセージがあるはずです」とコメントを寄せている。

青夏 きみに恋した30日」は、8月1日全国公開。

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