マーゴット・ロビーがトリプルアクセルをキメる!!快挙の再現シーンが公開
2018年4月29日 14:00
[映画.com ニュース] 人気女優ロビー・マーゴット主演で、元フィギュアスケーターのトーニャ・ハーディングの半生を描いた「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」で、米国人女性として初めてトリプルアクセルを成功させた圧巻のスケート演技の再現シーンが公開された。
映画の題材となったトーニャ・ハーディングは、1991年の全米フィギュアスケート選手権で、アメリカ人女性ではじめて3回転半の大技ジャンプ「トリプルアクセル」を成功させた人物。日本の伊藤みどりに続き史上2人目の快挙だった。
このほど公開された特別映像では、エメラルドグリーンの衣装に身を包んだトーニャ(ロビー)の華麗なスピンからスタート。トリプルアクセルに挑戦するか否か、全米中の注目が集まる中、トリプルルッツに続き見事トリプルアクセルを成功させ、喜びを爆発させる。
「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で大ブレイクしたロビーは、トーニャを演じるにあたり、撮影の4カ月前からスケートを猛特訓。週5回、1日4時間、自身の結婚式の前日にも練習するほどの熱の入れようだったという。しかし、公式戦でトリプルアクセルを成功させた女子選手は現時点で8人のみ。トリプルアクセルのシーンは、視覚効果の力を借りているが、パワフルなスケーティングを緩急自在なカメラワークでとらえ、緊張感とスピード感がみなぎるシークエンスに仕上がった。
ハーディングはトリプルアクセルを成功させ全米選手権初優勝を果たしたが、92年のアルベールビル五輪ではトリプルアクセルに失敗して4位という結果に終わる。その後、再起を狙い、94年のリレハンメル五輪への切符をかけた全米選手権に挑戦。しかし、ライバル選手ナンシー・ケリガンの襲撃事件への関与を疑われ、五輪出場をかなえるも転落の一途をたどっていく。
映画では、トーニャの栄光と挫折のスキャンダラスな人生に大きな影響を与えた母親や当時の夫との関係や、事件の裏側がセンセーショナルに描かれる。母親役のアリソン・ジャネイは第90回アカデミー賞で助演女優賞を受賞、当時の夫役でセバスチャン・スタンが共演した。5月4日から全国公開。
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