「女は二度決断する」D・クルーガー、地元凱旋に感慨 ドイツプレミア映像公開
2018年4月18日 17:00

[映画.com ニュース] 世界3大映画祭で主要賞を獲得している名匠ファティ・アキン監督と、「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガーが初タッグを組んだ「女は二度決断する」(公開中)の特別映像が、公開された。2017年11月にドイツ・ハンブルクで行われた本作のプレミアの模様を収めている。
第75回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞を獲得し、主演を務めたクルーガーが第70回カンヌ国際映画祭の女優賞に輝いたサスペンス。舞台は現代のドイツ。トルコ人の夫と幼い息子と共に平和に暮らしていた女性カティヤ(クルーガー)の生活は、家族が爆弾テロの標的になり、無残に殺されたことから一変。カティヤは、家族の無念を晴らすべく犯人探しを始める。
クルーガーは、本作で母国ドイツ語でのセリフに初挑戦。華やかなドレスに身を包み、レッドカーペットでのインタビューで「まさにこの場所で、1年前に撮影したの。今日は緊張してる。この作品は人生を変えたわ。徹底的に取り組んだの」と晴れやかな笑顔を浮かべている。「犠牲者の現実を知って、心を大きく揺さぶられたわ。カティヤと一緒に育ったの。演じてるうちに、私はドイツ人に戻った」と役への愛着も語っている。
アキン監督は、「ダイアン(・クルーガー)が出てくれたら、大騒ぎになるとは思ってた。実際、センセーショナルだ」と満面の笑みを浮かべ、クルーガー、アキン監督と共に先日来日を果たしたデニス・モシットは、「これはスリラーであり、法廷劇であり、政治ものなんだ」と語り、「ダイアンの演技が見事だから、ぜひ見てほしい」とメッセージを送っている。
上映では、地元への“凱旋”に観客から熱烈な拍手が送られ、キャスト・製作陣の結束が感じられる。さらに上映後、観客が作品の感想を興奮気味に語る姿も収められている。
(C)2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathe Production, corazon international GmbH & Co. KG, Warner Bros. Entertainment GmbH
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