ハーベイ・ワインスタインのセクハラ暴露記事にピュリッツァー賞
2018年4月18日 11:00
[映画.com ニュース]#MeTooや#TimesUpなどの社会運動に発展するきっかけとなった映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラを暴露する記事を掲載したニューヨーク・タイムズ紙とニューヨーカー誌が、ピュリッツァー賞を同時受賞した。
ピュリッツァー賞は、優れた報道、文学、音楽に与えられるアメリカで最も権威のある賞として知られている。ニューヨーク・タイムズ紙はワインスタインが過去30年にわたり行ってきたセクハラや性的暴力に関する暴露記事を昨年10月6日から断続的に掲載。その後、ニューヨーカー誌も10月23日号からワインスタインの暴露記事を連続掲載した。
これらの記事がきっかけとなり、ハリウッドにおけるセクハラや女性差別の慣行が顕在化され、その影響がアメリカ全土に広がることになった。この功績が評価され、ニューヨーク・タイムズ紙とニューヨーカー誌はピュリッツァー賞報道部門の最高の栄誉とされる公益賞(Public Service)を同時受賞した。
また、ケンドリック・ラマーは昨年発表した4枚目のオリジナルアルバム「DAMM.」でヒップホップ歌手としてはじめてピュリッツァー賞を受賞している。