R・リンクレイター監督最新作「30年後の同窓会」公開決定 再会した男たちの心温まる旅路描く

2018年4月7日 06:00


30年ぶりに再会した男たちの心温まる交流を描く
30年ぶりに再会した男たちの心温まる交流を描く

[映画.com ニュース] リチャード・リンクレイター監督の最新作「Last Flag Flying」が、「30年後の同窓会」の邦題で6月8日から、TOHOシネマズシャンテほかで公開されることが決まった。スティーブ・カレルブライアン・クランストンローレンス・フィッシュバーンという、いずれもアカデミー主演男優賞にノミネートされた経験を持つ実力派俳優の3人が共演し、30年ぶりに再会した男たちの心温まる旅路を描く。

男ひとりで酒浸りになりながらバーを営むサル(クランストン)と、過去を捨てて牧師となったミューラー(フィッシュバーン)のもとに、30年間音信不通だった旧友のドク(カレル)が現れる。ドクは、1年前に妻に先立たれ、2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅に同行してほしいと依頼する。30年前に起きたある事件をきっかけに、大きく人生が変わってしまった3人の男が、旅路をともにし、語り、笑い合って悩みを打ち明ける中で、再び人生に輝きを取り戻していく。

原作は、アメリカン・ニューシネマの傑作「さらば冬のかもめ」でも知られるダリル・ポニックサンの小説。「6才のボクが、大人になるまで。」の名匠リンクレイター監督が、2005年に刊行された原作小説を読んで以来、12年にわたり温めてきた企画で、リンクレイター監督と原作者のポニックサンと共同で脚本を執筆。過去と現在の戦争の苦しみに向き合いながら、ユーモアに満ちた仲間との交流の旅が、空虚な心を埋めていく温かなロードムービーに仕上がった。

公開決定にあわえて、場面写真もお披露目。深い悲しみの中にいるドクが、サルとミューラーとの何気ない会話によって笑顔を浮かべる印象的なシーンを切り取っている。

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