大野拓朗、5年後はリサイタルに挑戦? 独学のピアノで「泣かすぜ」
2018年3月25日 14:30

[映画.com ニュース]台湾が舞台の青春ロードムービー「台湾より愛をこめて」が3月24日、全国2館で封切り。主演の大野拓朗をはじめ、共演の落合モトキ、岡本夏美、メガホンをとった三原慧悟監督が、東京・新宿シネマカリテで行われた初日舞台挨拶に出席した。
漫才師として成功することを夢見ていた雄介(大野)と光一(落合)が、5年前の約束を果たすために台湾へ旅立ち、現地で出会った少女・メイ(岡本)らとともに人生を見つめ直す姿をドキュメンタリータッチで描く。NHKテレビ小説「わろてんか」でも芸人役を演じた大野は「大阪に行ってから芸人さんと親しくさせていただいてまして。吉本新喜劇の方、それにぼんちおさむ師匠」と告白。「おさむ師匠の家には何度も遊びにいってます。そこでお会いした若手の方々は、笑いにガツガツしていて、常にアンテナをはっているイメージ。日常の会話でも、いつも練習をしている感じがしたんです。だから、光一と話している時は常にボケ続けようとしてました」と役作りに関する裏話を明かしていた。
「5年前の約束を果たす」という内容にちなみ「5年後は何をしている?」という質問が飛び出すと、大野は「ピアノで感動させる!! 泣かすぜ」とフリップに書いた。「昨年ピアノを買って始めたんですよ。今までやったことはなかったんですけど、独学です。ネットで習う場所を色々調べたんですが、『独学でいけます』という意見もあって。まんまと信じちゃった」という発言に、観客は驚きの声。最終的には「大好きなミュージカルの曲を歌いながら、お客さんの前で披露する」ことを目指しているようだ。
落合は「この仕事を続けている前提ですが、役柄的にスーツ4割、カジュアル6割」と回答。「5年後になると33歳なんですよ。サラリーマンだったり、刑事だったり、やっぱりスーツが増えてくるはず。俳優という職業はスーツを着なくてもいいじゃないですか。ラフな感じでいたい。ニート役とか最高ですね(笑)」と話すと、岡本は「今日来て下さった皆さんが“自慢したくなる女優”になる」と宣言した。「『台湾より愛をこめて』の舞台挨拶で岡本夏美に会ったんだよ、と周りに言いたくなるような女優になりたいという願いを込めました。だからこそ、多くの作品に携わって、色んな方に知ってもらえるような魅力的な人になりたい」と思いの丈を述べていた。
台湾でアイドルを目指すYouTuber、Sanyuanとして人気を博し、商業映画初メガホンをとった三原監督は「アイドル人生を映画化(日本と台湾の同時公開)」。「自分主演で?」「自分大好きだなぁ」と大野らにツッコまれ、1度は否定したものの「まぁ、僕がやるんですけどね。そこはやらせてください」と切り返し笑いを誘う。さらに「さっきまで『これは大野君にやってもらおうよ』と持ち上げてたくせに! 結局違った(笑)」という大野の言葉を受けて「台湾版は僕。日本版は大野さんということで」「以前勤めていたフジテレビをスポンサーにして、全国ロードショー」と野望を語っていた。
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