性愛、支配、隷属…「私の奴隷になりなさい」続編が今夏公開 主演は寺島まゆみの娘・行平あい佳
2018年3月24日 06:00
[映画.com ニュース] 壇蜜の出世作となった映画「私の奴隷になりなさい」の続編に当たる、「ご主人様と呼ばせてください 私の奴隷になりなさい・第2章」が今夏に公開されることが決定した。ヒロイン役は、新人・行平あい佳。「ロマンポルノ界の聖子ちゃん」の愛称で親しまれた、にっかつロマンポルノの大スター・寺島まゆみの実娘である注目女優だ。かねて「お母さんのような女優になりたい」と希望し続けていた行平が、待望の役どころを得た。
2012年に公開されるや銀座シネパトスを連日満席にし、単館上映ながら興行収入2000万円を突破、フルヌードに挑んだ壇蜜の名を世に知らしめた「私の奴隷になりなさい」。原作はサタミシュウ氏による3部作の小説シリーズで、調教を軸とした性愛、ご主人様と奴隷の“支配と隷属”が人を成長させるというテーマを繰り返し描いてきた。
そして第2弾「ご主人様と呼ばせてください」ではオーディションを敢行。早稲田大学卒業後、女優を志しながら助監督として映像の世界で経験を積み、独立後は画コンテ作家と女優を両立させ生計を立てていた行平が、ヒロイン役を射止めた。
物語は、大手広告デザイン会社勤務で婚約者を持つ目黒が、ある日妖艶な雰囲気を持つ人妻・明乃(行平)に出会い、強引に口説き関係を持つところから始まる。2人は逢瀬を重ねるが、目黒の会社に瀬尾と名乗る男が突然訪ねてくる。男は明乃の夫だった。瀬尾は目黒に、不倫の報復として“全て”を奪うと宣言し、さもなくば妻・明乃との関係を続け、調教するように命令する。その日から瀬尾の指示のもと、目黒から明乃へのさらなる調教が始まった。目黒にとっては破滅への道であり、明乃にとっては本人にも抑制できない強い情動への目覚めだった。
撮影を終えた行平は「この作品の、性愛の向こう側にある精神世界に惚れています」とうっとり語り、「明乃を通して、映画に触れてくださる方をどこまで、その向こう側に連れていけるのか。あらん限りの力を尽くし、そして考え、撮影に臨みました。明乃になれたことを、とても嬉しく光栄に思っております」と充実のコメントを寄せる。プロデューサーの小林剛氏は、「オーディションで対面したとき、まず最初に知的な色気を感じました。台本を読んで深く共鳴したこと、文学性を感じぜひ演じてみたいと思ったことなどを熱っぽく語るその表情は、どことなく危険な匂いもして、ああこれは奴隷となっていく人妻・明乃の役そのものだと思いました」と振り返り、「撮影では、大胆なラブシーンを通して日を追うごとにどんどんエロチックになっていき、役と同様に我々の予想を遥かに超え、新たな性愛のミューズ誕生の瞬間を目の当たりにしたと思っています。どこまで伸びていくのかもう誰も予測がつきません」と脱帽の様子だ。
「ご主人様と呼ばせてください 私の奴隷になりなさい・第2章」は、「劇場版 屍囚獄 起ノ篇」などの城定秀夫監督がメガホンをとり、今夏に公開予定。また、第3弾「おまえ次第 私の奴隷になりなさい・第3章」の製作も決定している。
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