池松壮亮主演「宮本から君へ」に松山ケンイチ、浅香航大、蒼井優らが参戦!
2018年3月22日 16:00
[映画.com ニュース] 池松壮亮の主演で、新井英樹氏の名作漫画を実写ドラマ化する「宮本から君へ」の追加キャストが発表され、松山ケンイチ、高橋和也、浅香航大、酒井敏也、蒼井優が出演することがわかった。あわせて、新井氏が2ndアルバムのジャケットイラストを描き下ろしたことでも知られるバンド「MOROHA」の楽曲「革命」がエンディングテーマに決定した。
原作は1990~94年に講談社「モーニング」に連載され、92年・第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンで、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)が成長していく姿を描く。柄本時生、星田英利、華村あすか、新名基浩、古舘寛治がレギュラー出演し、「ディストラクション・ベイビーズ」の真利子哲也監督がメガホンをとる。
発表されたキャストは、後半話のキーキャラクターを熱演。宮本に大きな影響を与える営業の先輩・神保和夫役を松山、文具問屋・ハタダ営業部の安達辰也役を高橋、「マルキタ」のライバル文具メーカー・ニチヨンの営業マン益戸景役を浅香が演じる。酒井が文具の仲卸業者ワカムラ文具の嫌味な営業部長・島貫康治に扮するほか、蒼井は神保の友人で一緒に会社を立ち上げる仲間・中野靖子役として登場する。
「自分の仕事に対する考えとは全く違う神保を演じる機会を得られて嬉しく思っています」という松山が「自分にとって仕事とは何かを考える時間になりました」と充実の撮影になったことを明かすと、高橋は「『宮本から君へ』の台本を読んだ時、懐かしい感じがした」と胸中を吐露。「みっともない青春が社会の中で揉みくちゃにされている。その様が愛おしくかつて自分が味わった敗北の日々を思い出させてくれた」と語っている。
益戸役の浅香は「この『宮本から君へ』という作品。。。とてつもないエネルギーでした。多種多様な輪郭を持った方々の中、益戸景役を自分が演じきることができるのか、プレッシャーに押し潰されないよう奮起し続けました」と振り返り「僕は宮本や神保、その他の面々、そして益戸も、全て正義だと思いました。時代や背景、信念、目線によって、様々な捉え方で楽しんでいただけると思います」とアピール。酒井は自身の役どころについて「島貫部長本当に嫌な人です!」と説明すると「時代が嫌な人にしたのか? 育ちが嫌な人にしたのか? 業界の構造が嫌な人にしたのか? そこまでするんだ島貫さん? 休日は何しているんだろう? 友達居るのかな? ドラマを見てそう思って貰えたら役者として嬉しいです」と思いの丈を述べている。
一方、エンディングテーマを担当する「MOROHA」のアフロは「宮本から君へ。君、ってのは俺の事だ。これは宮本からのメッセージ、そう思って18歳の俺は原作を読んでいた。その後、自分の生き様と運良く出会えた俺は気付けば、俺から宮本へ、送る言葉をつづっては人前で叫び散らかすと言う仕事についていた。そして2018年、あいつは再び生まれ直す事になる。久し振りに出会う宮本にグラスを掲げて俺は言う。『乾杯、誕生日おめでとう』。これはお前の歌だよ」とコメントを寄せている。
「宮本から君へ」は、4月6日からテレビ東京の「ドラマ25」枠で深夜0時52分から放送スタート。
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