革命

解説

南米ボリビアでアンデス先住民の価値観に基づいた作品を手がけ続ける映画制作集団「ウカマウ」の中心人物ホルヘ・サンヒネス監督が、1962年に発表した短編デビュー作。ボリビア民衆の貧窮や搾取の実態を、ありのままの画像や音を用いたモンタージュ形式で描きだす。ゴミの中から食べものを探す子どもたちや、大きな荷物を担いで運ぶ労働者。抗議デモを起こした労働者たちは警察に逮捕され、銃殺されていく。やがて大規模な暴動が発生し、子どもたちの目の前で民衆と軍隊の武力衝突が起こる。憂いに満ちた子どもたちの表情を通し、現状を変革して子どもたちの未来を守る手段としての、武装闘争の不可避性を訴える。

1962年製作/10分/ボリビア
原題:Revolucion

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