吉沢亮、ドギマギ告白!「ママレード・ボーイ」桜井日奈子に「ずっとキュンキュンしてた」
2018年3月21日 20:45
[映画.com ニュース] 吉住渉氏による人気少女コミックを実写映画化した「ママレード・ボーイ」の完成披露試写会が3月21日、東京・品川のインターシティホールで行われ、ダブル主演の桜井日奈子と吉沢亮をはじめ、共演の佐藤大樹、優希美青、筒井道隆、谷原章介、檀れい、中山美穂、メガホンをとった廣木隆一監督が舞台挨拶に出席した。
高校生の小石川光希(桜井)はある日突然、両親(檀&筒井)から「離婚する。ハワイで出会った松浦夫妻(中山&谷原)と互いのパートナーを交換して再婚する。松浦夫妻の1人息子・遊(吉沢)も含め一緒に暮らそう」と告げられる。2組の家族による常識外れな共同生活が始まり、光希は無愛想だが優しい遊に惹かれていく。
キャスト陣が“ママレード・カーペット”を歩いて登場すると、観客約500人の興奮は最高潮に。映画初主演を飾った桜井は、「この場に立てていることの幸せを噛み締めています」と万感の思いを込め、吉沢は「どの世代の方が見てもキュンキュンしてもらえます。それだけでなく、光希と遊の成長物語でもありますし、恋が愛に変わっていく。子どもから大人になっていろんなことを知っていく話でもあります。すごく感動する物語です」とアピールにつとめた。
さらに吉沢は、撮影中の桜井との関係を問われると「ずっとキュンキュンしていました」と告白。しかし「妖精みたいなんですよ。でも一緒にいるとすごくノリもいいし、人間的なんです。雰囲気、妖精。中身、人間。なんて言うんですかね、こういうの。すごく可愛らしい瞬間がいっぱいあって、カメラが回っていないときもキュンキュンしていました」とドギマギと語り、「何でだろう、服かな? トータルが妖精なんです。見た目から空雰囲から近寄りがたい……。もうわかんない、やめましょう」と的確な表現を見つけるため言葉を重ねた。そんな様子に谷原は、「どんどん迷路にはまり込んでるね(笑)。でも言うことはわかる。いろんな表情があるから、『これ』と言い切れない。そういうことだよね」と優しくフォローを入れていた。
また父親役に扮した谷原は、撮影中の桜井&吉沢について「家族のシーン、皆でいる時にふと気づくと、吉沢くんと桜井さんがソファーの端っこに座って話をしていた」と述懐。「変に親みたいな気分になって『けしからん』と思ったり、でも頑張る人を応援したい自分もいた」と柔らかな親心も見せたものの、こらえきれずに「僕ら親が知らないところで、(劇中の光希&遊が)いろんなことをやっている。『けしからん! 何やってるんだ』と。声が裏返るくらい複雑な心境になりました(笑)。でも同時に『俺もこうだった』と思い出す、不思議な感じでした」とまくしたて、場内の笑いをさらっていた。
なおこの日は、原作・吉住氏からのコメント披露や、○×の札を上げる恋愛タイプ診断も行われた。「ママレード・ボーイ」は、4月27日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。