映画の外でも息ぴったり!「ボス・ベイビー」ムロツヨシ&芳根京子、兄弟役で深めた絆
2018年3月20日 14:00

[映画.com ニュース] ムロツヨシと芳根京子。お茶の間で姿を見ない日はないほど人気絶頂の2人が、アニメーション映画「ボス・ベイビー」で吹き替え声優デビューを飾った。共に「思わず聞き返した」と声をそろえるほど意外なオファーだったようだが、初声優とは思えない堂々たる演技を披露。インタビューでは、劇中さながらの“兄弟漫才”も飛び出した。
大人と変わらぬ知能を持つ赤ん坊ボス・ベイビーが、パパとママ、息子ティムの3人のもとに“新しい家族”として登場。とある目的を達成するべく、騒動を引き起こしていくさまを描く。日本語吹き替え版では、ムロが主人公のボス・ベイビー、芳根がティム、乙葉とお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明がティムの両親に扮するほか、宮野真守と山寺宏一も参加する。
全世界興行収入は540億円を突破し、続編の製作も決定済み。全世界でブームを巻き起こしているが、ムロは「アニメーションで、子どもたちが主人公で、兄弟愛や家族愛を描いている“いい話”って、やっぱりみんなが求めてるんじゃないのかなって。どこの国の人も、どこかに『あるある』みたいなことを思えるんじゃないかな。『こんなときがあったかもしれない』って」と本作の普遍性を魅力に挙げる。自身も、「この前、映画館に行ったら、エスカレーターで後ろにいた子どもが『ボス・ベイビー』の看板を見て、『(公開が)もうすぐだ!』って言ってたんです。『目の前にいるよ、ボス・ベイビー!』って思いました(笑)」と顔をほころばせ、「こうやって楽しみにしてる子いるんだなって、うれしくなっちゃいましたね」とヒットの予兆を実感しているそう。
対して、本作を「みんな笑って、ちょっとほろっとくるお話」と評した芳根は、キャラクターのかわいらしさに心ひかれたと語る。「ティムとしてボス・ベイビーを見ていると、やっぱりちょっと憎たらしく思うことはあるんです。だけど、(ボス・ベイビーが)赤ちゃんに戻るときに目がキラキラになるじゃないですか。あれがもう、かわいくて! また、あの赤ちゃんに完全になりきる前のムロさんの声が好きなんです」と快活に笑う。
本作の大きな見どころは、家族にもぐりこんだボス・ベイビーと両親を取られまいとするティムの攻防。芳根の言葉にもある通り、ボス・ベイビーを疎ましく思っていたティムが“弟”としてつながりを感じ、両者に絆が芽生えていくさまは見る者にさわやかな感動を与える。ムロと芳根は、2人が敵から兄弟へと変わっていく姿を息の合ったコンビプレーで演じているが、アフレコの際は別録りだったそう。ムロは、「最初のころは、まだ芳根ちゃんの声が録音されていなくて。だから僕1人で、オリジナル版の英語のティムを相手に演技してるんですよ。でも、彼女が優等生だったので、途中から僕を追い抜いちゃった。ある日急に芳根ちゃんの声が入ってきて『あれ? 急に声入ってきた!』って言ったら、スタッフさんが『そうなんですよ、ムロさん。芳根さん、ムロさんを抜きました』って(笑)。僕の1日の仕事量より、彼女の方が多かったもので」と芳根の声優としてのハマりぶりをたたえる。
一方、芳根は「私は逆に、初めにもうムロさんがいたので、すごい心強かったです。だから(仕事量を追い抜いて)ムロさんがいなくなったときも、私はもうティムとして、自分の中でつかめていたので、不安なく最後まで完走できました」と確固たる手ごたえを語る。と、ムロがすかさず「じゃあ、そのときもうムロの声は必要なかったと(笑)」と茶々を入れ、芳根は慌てて「違います、違います(笑)!」とフォロー。「ムロさんが隣にいなくて、常に心細かったんです。だけど(アフレコの)初め、耳元からムロさんの声がささやかれてて、やっぱり1番心細い時期に一緒にいられたのがうれしかった。だから、今度は逆に『私の声、ムロさんに届け』って思って」と機転の利いた答えで返し、劇中さながらの掛け合いを披露した。
冒頭から「芳根京子です」(ムロ)、「ムロツヨシです」(芳根)となぜか他己紹介を行い、役作りについて問われると「芳根はすごく頑張ってました」(ムロ)、「一緒にいましたっけ?」(芳根)と丁々発止のボケツッコミを繰り広げるなど、インタビュールームを何度も爆笑に包んだ2人。本作は続編製作がすでに決定しているが、「今度こそ、2人で一緒にアフレコしたい」と続投への意欲を燃やしていた。
「ボス・ベイビー」は、3月21日から全国公開。
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