世界の名峰に挑む登山家たちを圧巻の映像と音楽でつづるドキュメンタリーが7月公開決定
2018年3月15日 07:00
[映画.com ニュース] 世界の名峰に挑む登山家やアスリートたちの姿を追ったオーストラリア製ドキュメンタリー「クレイジー・フォー・マウンテン」が、7月21日から東京・新宿武蔵野館ほかで順次公開されることが決まった。
エベレスト(ネパール)、モンブラン(フランス)、デナリ(アメリカ)、メルー(北インド)など、世界の難関峰に挑む登山家や、ロープを付けずに垂直の岩壁を登頂する天才クライマーのアレックス・オノルドらの姿をはじめ、グランドキャニオンでマウンテンバイクに乗りながらのスカイダイビング、時速360キロに達するといわれるウィングスーツでの山頂からの滑空やパラグライダーなど、山を舞台とした危険と隣り合わせのエクストリームスポーツをこなすアスリートたちの勇姿を記録。昨年公開された本国オーストラリアでは興行収入が150万ドルを超え、ドキュメンタリー映画としては年間1位の大ヒットを記録した。
荘厳なオーケストラ演奏による音楽も特徴で、オーストラリアの名誉勲章「オフィサー」を受賞し、国際的名声をもつ作曲家のリチャード・トネッティが音楽を担当。オーケストラが奏でるビバルディやベートーベンなどの調べと、大自然の息をのむ映像美のコラボレーションが、見るものに感動を与えるという。ナレーションは、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」で今年のアカデミー助演男優賞にノミネートされた名優ウィレム・デフォーが担当している。
公開決定にあわえてお披露目されたポスタービジュアルは、行く手に雪煙が舞い上がるなか、垂直の雪山をロープ1本で登る男の緊迫の場面を切り取っている。