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高畑充希「旅猫リポート」で福士蒼汰の相棒猫ナナに!音楽はコトリンゴ

2018年3月15日 05:00

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猫のナナの声を務めた高畑充希(上)と 音楽を担当したコトリンゴ
猫のナナの声を務めた高畑充希(上)と 音楽を担当したコトリンゴ

[映画.com ニュース] 女優の高畑充希が、作家・有川浩氏の人気小説を映画化する「旅猫リポート」に出演し、福士蒼汰扮する主人公・悟の相棒といえる猫のナナの声を務めていることがわかった。ツンデレなオス猫になりきった高畑の熱演を確認することができる特報映像も完成し、音楽をコトリンゴが担当していることも発表された。

原作の有川氏が「一生に1本しか書けない物語」と語るほど思い入れの強い作品であるだけに、映画化に際しては自ら脚本開発に参加している。映画は、心優しい青年・悟が、ある事情から飼えなくなってしまった愛猫ナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地をめぐる様子を描くもの。幼少期の親友や初恋の相手など、悟がこれまでの人生で出会ってきた人々を訪ね歩くなかで、伝えられなかった気持ち、知られざる過去や秘密が明らかになっていく。

ナナを演じ切ることで物語に生命力と説得力を吹き込んだ高畑だが、「『植物図鑑』以来の有川さんの作品に参加させていただける、ということでお話をうかがうと、まさかの猫!」と当初は驚きを禁じ得なかった様子。それでも、「わたしの実家で幅を利かせているニャンコも、ニャーとかギュルギュルとか、ギャーとか。なんだか分からない猫語をよく発しているので、“猫が話す”というのはなんだか少し想像がついたのですけれど、さて自分がやるとなると、どうしたものかなあ~。ハテナだらけで向かったアフレコでしたが、俳優猫ちゃんの可愛げのない可愛らしさに夢中になっているうちに、気づいたら終わっていました」と明かす。そして、「声を担当させていただいてはいるのですが、見どころはズバリ、しゃべらない時の猫ちゃんの顔! 大きな目に映る様々なものに、想像力を掻き立てられてしまいました」と猫の奥深さに興味津々の様子だ。

ポスタービジュアルも完成
ポスタービジュアルも完成

一方、コトリンゴは2016年に封切られロングランヒットを飾った「この世界の片隅に」で音楽を担当し、第40回日本アカデミー賞のほか、数々の音楽賞を受賞。今作の音楽制作に関しては、「監督さんからのアドバイスのひとつに、見てくださったお客さんが思わず口ずさんでしまうようなテーマだといいな、という言葉がありました。シンプルなようでいて難しく、でもとても大切な事だと思い、制作中は何度も振り返っていました」とコメントを寄せている。

初公開された特報映像では、悟とナナの凸凹コンビと、菜の花畑や富士山など息をのむほど美しい日本の風景が、コトリンゴの音楽と絶妙に重なる。柔らかい雰囲気のなか、「さあ行こう、これは僕らの最後の旅だ」「俺の最後の猫がナナでよかった」という意味深長なセリフが物語の結末を予感させる。

旅猫リポート」は、10月26日から全国で公開。

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