アマゾン×ベライゾン×バイアコムの連合体、ライオンズゲート買収に名乗り
2018年2月28日 13:30
[映画.com ニュース]映画「ハンガー・ゲーム」シリーズや、テレビドラマ「MAD MEN」などを手がける複合企業メディア企業ライオンズゲートが、企業買収のターゲットになっているとDeadlineが報じた。
現在、米携帯通信最大手のベライゾン、オリジナルコンテンツの拡充を急ぐアマゾン、再合併の可能性のあるバイアコム&CBSの計3グループが、同社に触手を伸ばしているという。昨年12月、ウォルト・ディズニーによる21世紀フォックスの大型買収が発表されて以来、膨大なコンテンツと多岐に渡るインフラを兼ね備えた超巨大メディア企業でなければ淘汰されるという危機感が業界内に広まりつつある。
ライオンズゲートといえば、ディズニー、ワーナー・ブラザース、ユニバーサル・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズ、20世紀フォックス、パラマウント・ピクチャーズといったメジャースタジオに次ぐ中規模の映画スタジオとして知られている。また最近では米有料チャンネルStarzを買収しているため、買収側にとってみれば、ライブラリーを一気に増やすチャンスである。
実際、ライオンズゲートに触手を伸ばす3グループは、連合体としての買収の可能性も模索しているという。ライオンズゲートの買収が実現すれば、ハリウッドの業界再編が一気に加速することになりそうだ。