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【映画メシ!】池袋・新文芸坐スタッフを魅了するネパール式カレーヌードルとは!?

2018年2月25日 10:00

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心も体もポカポカな1品!
心も体もポカポカな1品!

[映画.com ニュース] スクリーンに映し出される光景を見て、笑ったり、泣いたり、時には憤りを感じたり――感情が多忙を極める、それが映画を見るということ。つまり映画鑑賞とは、予想以上のエネルギーを消費する。エネルギーの源、それはカロリー。そう、映画にはカロリーが必要なのだ。良質な映画体験のお供となる「映画メシ!」を、映画.comが調査してみました!

今回「映画メシ!」を紹介してくれたのは、東京・池袋駅東口徒歩3分にある「新文芸坐」。前身となる「文芸坐」は、1956年に作家・三角寛が発足した「人世坐」の姉妹館として開館し、97年に惜しまれながら閉館。建物も解体されてしまいましたが、00年にパチンコホールのビルとして再建され、テナントのひとつ「新文芸坐」として営業を継続中です。古今東西の名作映画、話題となった新作の2本立て上映に加え、ユニークな切り口のオールナイト上映も企画し、目の肥えた映画ファンを楽しませ続けています。

東京・池袋にある「新文芸坐」
東京・池袋にある「新文芸坐」

話をうかがったのは「新文芸坐」オープニング当初から働く花俟良王(はなまつ・りょお)さん。映写担当のアルバイトとして参加し、現在では社員として、新作映画のチョイスやオールナイト上映の企画を担当されています。「(グルメ映画と言えば)『バベットの晩餐会』。作品としても非常に面白い。それと、私はいわゆる“仕事ムービー”が大好きなんです。特に『ディナーラッシュ』はレストランでの働き方が格好いいですよね」と映画愛あふれる花俟さん。「『幸せのレシピ』(『マーサの幸せレシピ』のリメイク)はオペラを聴きながら厨房で料理をするシーンが良い。香港映画には頻繁に食事シーンが出てきますよね。あれがやたら美味そうなんです!」と熱く語ってくれました。

花俟さん一押しのお店は「新文芸坐」の目の前にある「ヒマラヤンダイニングカリー&バー Sagun 池袋店」。同館が営業をスタートさせた後にオープンしたネパール料理店です。開店当初から頻繁にランチを食べに来ていた花俟さんは、その味に惚れ込んだ結果「オリジナルのコラボメニューができないものだろうか」と考えたそうです。

「(上映の妨げにならない)あまり音が出ないもの、匂いがきつくないものを提供したかったんです。そこで『Sagun』と一緒に考えついたのが、サグーン・ロール(380円)、カレーパン(350円)、チャーハン(400円)。今では『新文芸坐』の定番メニューで、かなり好評ですよ。(2本立て上映のため)予約をとっておき、次の作品までの休憩時間にお持ちすることも可能です。このシステムは、近い距離にあるお店だからこそ。忘年会や新年会、歓送迎会にも利用させてもらっているんです」

ヒマラヤンダイニングカリー&バー Sagun
ヒマラヤンダイニングカリー&バー Sagun

「カレーはどれも絶品! ナンも美味しいんです」と前置きした花俟さんは、「あえておすすめしたいのが、トゥクパなんです」と力説。「トゥクパ」とはネパール式のカレーヌードルのこと。「Sagun」ではベジタブル(700円)とチキン(800円)の2種を提供しています。早速「チキントゥクパ」を注文してみると、テーブルに運ばれてきた丼のなかには、メニュー写真にはない目玉焼きが! 店長のグルン・バル・バハードゥルさん(愛称:ビビさん)の粋なサービスに、思わず頬が緩みっぱなしでした。

熱々のうちにすかさず実食! 中華料理店でよく見かける「Curry on top of the Ramen(ラーメンの上にカレー)」というよりは、「Noodle in the curry(カレーの中に麺)」といったビジュアル。見た目よりもあっさりとしたスープが、中太麺と絶妙に絡み合い、箸を止めることができません。「スープがスパイシーで野菜がたっぷり入っていて、体がとっても温まる。冬の時期にはちょうどいいですよ」という花俟さんの言葉通り、完食した頃には心も体もポカポカ。さらに「実はメニューに載ってない逸品があるんです」と花俟さん。それはドライマトンと野菜をスパイシーに炒めた「スクティ」(1000円)。ここぞとばかりにビビさんに詳細をたずねると「店に来るネパールの方々が必ず食べるからね。注文してくれれば出しますよ。結構量が多いから、調整も可能だよ」と約束してくれました!

コラボメニューのサグーン・ロール
コラボメニューのサグーン・ロール

「新文芸坐」がある池袋は、JRの駅を境に「東口」「西口」にエリアが分かれた街。花俟さんには、エリア別におススメしたいお店がいっぱいあるようです。

「東口から当館までの裏道がまさに“焼きとんストリート”なんです。『加賀屋』『かぶら屋』『やきとん ひなた』など美味しいお店が連なっていますが、特に庶民的な『男体山(なんたいさん)』は人を連れていくとかなり喜ばれますね。お祝い事など、ちょっと贅沢したい時は雰囲気が良くて、サングリアも美味しい『馬車にのったモッツァレッラ』を利用させてもらっています。アルバイトの子が通っているのが、南口付近にある『札幌牛亭』。札幌に2店舗、都内は池袋だけにしかないようで、ハンバーグがかなり美味しいらしいんですよ」

「西口であれば、映画館『池袋シネマ・ロサ』もあるロサ会館の『キッチン チェック』です。カウンターのみのお店なんですが、期待通りの洋食が味わえますから。すぐ近くにある『四川麻辣湯』もおすすめします。ここは名前の通り、麻辣湯(マーラータン)のお店なんですが、自分で具材の種類や辛さを選べるんです。知る人ぞ知る場所といえば『サクラカフェ』。外国の方々がよく宿泊するサクラホテルに併設されたお店なんですが、世界各国の家庭&郷土料理、ビールが楽しめるんです。なんといっても24時間営業ですから。飲み会の帰り道、『もうお酒はいいや』という気分になったら、ここでコーヒーや甘いものを食べたりするのもいいですよね」

寒い季節にはぴったり!
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映画を見る前に活力として食べるもよし、鑑賞後に映画談議、もしくはひとりで余韻に浸るもよし! ラーメン激戦区としても有名な池袋には、あなたの胃袋をわしづかみにする飲食店がひしめき合っています。「新文芸坐」を訪れた際には、花俟さんのおススメスポットを参考にしつつ、自分なりの「映画メシ!」を探してみてください!

花俟さんがおススメしてくれたお店は以下の通り(※リンクは食べログを参照)。

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