大谷亮平主演作に佐津川愛美、安達祐実、渋川清彦ら参戦!キャバ嬢&債務者&極悪ヤクザに
2018年2月21日 10:00

(C)2018「ゼニガタ」製作委員会
[映画.com ニュース]大谷亮平の初主演映画「ゼニガタ」の追加キャストが発表され、小林且弥、佐津川愛美、田中俊介(BOYS AND MEN)、玉城裕規、安達祐実、升毅、渋川清彦の出演が明らかになった。
園子温作品の助監督として活躍し、「人狼ゲーム マッドランド」「人狼ゲーム インフェルノ」などの監督を務めた綾部真弥がメガホンをとる本作は、路地裏の一角でひっそりと営む居酒屋「ゼニガタ」が舞台。ゼニガタの店主・銭形富男(大谷)、その弟・静香(小林)は、深夜0時をまわると超暴利で金を貸し付ける闇金屋に変ぼうする。厳しい取り立てで債務者たちを追い込んでいく闇金の兄弟、金の魔力にとりつかれた債務者たちに待ち受ける運命を映し出す。
「凶悪」などで存在感を発揮した小林が、暴力によって債務者を追い詰める狂暴な弟・静香を担当。劇中の静香の“役割”を、「静香というキャラクターは、お金という鎖に縛られているのではなく、自らをその鎖でがんじがらめにすることで他者を敬遠しています。私達の生きているこの世界では、何かを勝ち得たり、満たしたりすることより、人が真に欲しているのは、どちらかというと静香が求めていることに近いのではないかと思います」と説明している。
返せるあてのない借金を抱えた債務者に扮するのは、実力派女優2人。ブランド狂いのキャバクラ嬢・早乙女珠役の佐津川は、「闇に飲み込まれていくというより、望んで堕ちていく珠ちゃんが人間的でもあり、魅力的でもあり、毎日の撮影がとても楽しかったです」と述懐。一方、銭形兄弟に泣きつく女性・真田留美役の安達は「留美は、今回の作品の中で唯一の希望的存在だと思います。留美の中に再生の兆しを感じていただければ嬉しいです」と明かしている。
さらに、田中が元ボクサーの“殴り屋”剣持八雲、玉城が兄弟に難癖をつけるチンピラ・樺山博史を演じ、升が銭形兄弟の過去を知る警察署長・二階堂猛、渋川が町を牛耳る極悪ヤクザ・磯ヶ谷剣を担う。渋川は、「綾部監督とは初めてで、元々空手をやっていた監督らしく『ヨーイ、スタート』の掛け声が、まるで正拳突きを打つかのごとく気合いの入ったスタートで身が引き締まった記憶があります」と振り返り、「なんだかシリーズ化もありそうな匂い? 期待しております」とコメントを寄せている。
「ゼニガタ」は、5月26日から全国公開。
(映画.com速報)