村上佳菜子、女優業に意欲　泉ピン子がエール

嫌われ者の老婦人ハリエット・ローラーは、自身の訃報記事を生前に用意しておこうと考え、地元の若い新聞記者アン・シャーマンに記事執筆を依頼する。正反対の性格のハリエットとアンの間に、友情が芽生えていくさまを描く。2014年にソチ冬季五輪代表に選ばれ、17年に現役引退後は、フィギュア界のみならずバラエティ番組でも活躍中の村上。本作の感想を問われると、「私はやりたいことがたくさんあるのですが、なかなか一歩を踏み出せない。でもこの映画の主人公ハリエットが自信を持って踏み出している姿を見て、自信を持って行動すれば物事は変わっていくと感じました」と語る。

これに対し泉は、自身の経験を踏まえ「何かをやっておけばひとつの自信につながる」「あなたは今まで多くを体験してきているし、練習もしてきている。だから踏み出すなんて簡単じゃない」と背中を押し、新たな道として「女優やってみませんかと言われたらどうする？」と提案。村上が「やってみたいんです！」と前のめりで答えると、泉は「かわいくていいと思う」「断らないで、なんでもやりなさい。なんでも挑戦していった方がいい」とエールをおくった。

女優業に意欲をのぞかせる村上。「いつか（泉と）共演なんてことも？」と聞かれると、「とんでもないです！」と恐縮していたが、泉は「私が死ぬ前にしてね！（笑）。何年できるかわかりゃしないんだから」とノリノリ。「NG出したら、その笑顔で『ごめんなさい』って言えば『大丈夫だよ』ってなるわよ（笑）」とアドバイスしていた。

イベント終了後の取材では、フィギュアスケートファンを公言する泉のマシンガントークがさく裂。村上に「かわいい！　でも、なんで（競技選手を）辞めちゃったの。もうちょっと（次の世代に）つなぐまでいなさいよ～」と熱い思いをぶつける。さらに平昌オリンピックに出場する羽生結弦選手についても触れ、「やる時はやるわよ。うちのユズくんは強いから（笑）。誰が何を言おうと耳に入れないタイプだから」と熱弁をふるい、村上も「（羽生選手は）自分を信じてやる人」と深く頷いていた。

「あなたの旅立ち、綴ります」は2月24日から公開。