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佐藤健&土屋太鳳「8年越しの花嫁」、興収25億突破を記念し本編映像公開

2018年2月10日 11:00

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杉本哲太と薬師丸ひろ子が、ヒロインの両親を熱演
杉本哲太と薬師丸ひろ子が、ヒロインの両親を熱演
(C)2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会

[映画.com ニュース]佐藤健土屋太鳳の共演で、YouTube動画をきっかけに話題となった“奇跡の実話”を映画化した「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(公開中)のロングランヒットを記念して、本編映像が公開された。

岡山県のあるカップルに起きた奇跡の実話を、「64 ロクヨン」シリーズの瀬々敬久監督、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」も手がけた脚本家・岡田惠和のタッグで映画化。結婚式を3カ月後に控えた2006年末、麻衣(土屋)は発症率が300万人に1人という「抗NMDA受容体脳炎」と診断されてしまう。こん睡状態が続くなか、尚志(佐藤)は諦めずに回復を祈り続ける。杉本哲太薬師丸ひろ子が、麻衣の両親を演じた。2017年12月16日に公開され、現時点で観客動員210万人、興行収入26億円を突破する大ヒットを記録している。

このほど公開されたのは、尚志が麻衣の両親から拒絶されてしまうシーン。麻衣がいつ目覚めるかわからないという絶望的な状況のなか、両親は尚志の将来を案じ、「麻衣のことは、もう忘れてくれていいんだよ」と語りかける。悲痛な表情で麻衣の両親の言葉を聞いていた尚志は、「約束したんです、麻衣さんと。結婚するって……。あの、僕大丈夫なので。なので、もう少しだけ麻衣さんのそばにいさせてください」とたどたどしくも必死に思いを伝え、懇願する。

だが、麻衣の父・浩二(杉本)は苦渋の表情で「ダメだ。君は、家族じゃない」、母の初美(薬師丸)は「麻衣は本当にいい人とめぐり合ったと思ってるわ。あなたみたいな人が家族になってくれたら、うれしい。でもね、おかしくなっていくのは私たちだけでいいと思うの。尚志くんの人生まで壊したくないの。だから、麻衣のことはもう忘れてください」と心痛な面持ちで尚志を諭す。尚志を思えばこそ、麻衣の両親が心を鬼にして接するドラマティックなシーンであり、朴訥(ぼくとつ)な青年を丹念に演じた佐藤は元より、実力派の杉本と薬師丸がにじむような繊細な演技を披露し、シーンの純度を高めている。

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