「UDON」に続くご当地グルメ映画「HONETSUKIDORI」 第3弾もある?「ごま油? 醤油?」
2018年2月10日 21:30

[映画.com ニュース] 本広克行が総監督を務めたオムニバス映画「HONETSUKIDORI」が2月10日、「さぬき映画祭2018」が開催中の情報通信交流館e-とぴあ・かがわで無料上映され、出演の秋月三佳、川岡大次郎、京都を中心に活動する劇団「ヨーロッパ企画」の山口淳太監督らが舞台挨拶に登壇した。
本広監督が、映画「UDON」(2006年)に続いて、香川県のもう一つの名物・骨付鳥をモチーフにした5編のオムニバス。題材に骨付鳥を入れることと、丸亀市で撮影することを条件に、「ヨーロッパ企画」の面々がラブコメ、特撮、時代劇、ミステリー、ロードムービーというバラエティあふれるラインナップを自由に撮影した。
秋月が主演した「今夜、ごはん行きませんか?」(監督・山口淳太)は、ヒロイン・さやかが憧れの先輩・達也から食事に誘われ、ウキウキした気分でオシャレをしてやってくると、骨付鳥が名物の店に連れて行かれて……というストーリー。心の声と実際の言葉が交錯して描かれ、恋の駆け引きがユニークな作品。昨年10月の京都国際映画祭では「エンターテイメント映像部門」の150作品のうち上位3作品に選ばれ、優秀賞を獲得した。
「HONETSUKIDORI」組はこの日、観客とともに、骨付鳥とうどんを食べに行くツアーにも参加し、映画の舞台となった「骨付 丸亀鳥」で食事。秋月は「自分が演技した場所で、食事をして、映画も見てくださる。ワクワクしました。ラブコメが大好きで、自分がやりたいことができているので、幸せです」と笑み。劇中では、オシャレなイタリアンレストランに連れて行ってもらえず、ガッカリするという設定だが「自分だったら、骨付鳥の店の方がうれしい」とご当地グルメをしっかりPRした。
骨付鳥には、肉が固いが噛めば噛むほど味が出る「親鳥」と、肉が柔らかい「雛鳥」の2つがあるが、どちらが好きか、という話題でも盛り上がった。本広監督作品の常連、川岡は「『サマータイムマシン・ブルース』の時に、初めて骨付鳥の店に連れて行ってもらい、『雛鳥がおいしい』と言ったら、本広さんから『その考えは甘い』と言われた。でも2、3年後には、親鳥しか食べられなくなった。それをツアーで力説したんだけども、8割の人が雛鳥を頼んでいた」と笑った。
第3弾はあるのか聞くと、「ぜひ、やりたい」と「HONETSUKIDORI」組の面々。「次はなにかな?」「ごま油?」「醤油?」「なんか調味料ばかりだな」と言いながらも、大乗り気の様子だった。「HONETSUKIDORI」は丸亀市のホームページ(https://www.city.marugame.lg.jp/sightseeing/movie/)でも見ることができる。
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