「ピーターラビット」ワールドプレミア開催!ローズ・バーン、マーゴット・ロビーら登壇
2018年2月6日 19:00
[映画.com ニュース] シリーズ累計2億5000万部を売り上げる、英作家ビアトリクス・ポターの絵本を長編映画化した「ピーターラビット」のワールドプレミアが2月3日(現地時間)、ロサンゼルスのパシフィックシアターズで開催。メガホンをとったウィル・グラック監督、出演のローズ・バーン、ドーナル・グリーソン、声優を務めたジェームズ・コーデン、マーゴット・ロビー、エリザベス・デビッキが出席した。
世界中で愛される人気キャラクターを、「ANNIE アニー」を手がけたグラック監督が映画化。物語の舞台は、豊かな自然に囲まれたイギリスの湖水地方。青いジャケットがトレードマークのうさぎ・ピーターと、心優しい女性ビアが暮らす家の隣に、ロンドンから神経質な男性マグレガーが引っ越してくる。マグレガーがビアに惹かれていることに気付いたピーターは、ライバルを都会に追い返すべく、いたずらを開始。しかし、あるアクシデントがきっかけでピーターの心に変化が訪れる。
場内には、にんじん型の巨大バルーンが設置され、本物のうさぎが自由に遊びまわる。さらに、動物の足跡がプリントされたグリーンカーペットも敷かれ、映画の世界を表現。ピーターの声を務めたコーデンは、「映画はポターが創り上げたキャラクターの“真実”を表していると思うし、彼女の作品への素晴らしいオマージュやエピソードが隠されているんだ。監督のウィル・グラックや制作チームが素晴らしいことをやり遂げた、という証拠だよね」と称えた。
実写とCGを織り交ぜ、ロマンティックな物語が展開される本作。製作陣は、本プレミア開催の1週間前まで、仕上げ作業を行い、ピーターがスクリーンから飛び出してくるような躍動感あふれる映像を完成させた。細部までこだわり抜いたグラック監督は、「もしビアトリクス・ポターさんが現代に生きていたら、この映画を楽しんでくれることを切に願うよ」と明かす。ビア役のバーンは、「ビアトリクス・ポター財団のサポートを得ることができたのは恐れ多かったわね」と感謝を述べた。
ピーターと敵対するマグレガー役のグリーソンは、「マグレガーはとても神経質で、みんなに好かれるタイプではないけれど、映画が進むに連れて最後には、みんが彼のことを好きになってくれるといいね」と期待を寄せる。ピーターの妹フロプシーの声を務めたロビーは、劇中に登場する動物たちについて触れ「CGであることはすぐに忘れてしまうほど、一体感があって、世界に入り込める楽しい体験よ」と太鼓判を押した。「ピーターラビット」は5月から日本公開される。