藤竜也「とにかくきつかった」撮影でキューバ若手監督に感謝!?の“エアパンチ”
2018年2月3日 15:51

[映画.com ニュース] 俳優の藤竜也と大西信満が2月3日、映画「東の狼」の初日舞台挨拶を東京・新宿ピカデリーで行った。「分かりやすい映画ではないから、いかがでしたか?と聞くのはやめようと思っていた」という藤。客席からは期せずして拍手が沸き起こり、「皆さんの反応はクールで無表情だと思っていたのに、あったかい雰囲気だね。ありがとう」と目を細めた。
奈良・東吉野村で、100年前に絶滅したとされるオオカミを追い求める老猟師の執念に迫った物語。なら国際映画祭の映画制作プロジェクト「NARAtive」で抜てきされたキューバの若手カルロス・M・カンテラ監督がメガホンをとり、同映画祭エグゼクティブ・ディレクターの河瀬直美監督がプロデュースした。
カンテラ監督はビデオでメッセージを寄せ、黒木和雄監督がキューバで撮影した1969年「キューバの恋人」に対する恩返しだと強調。日本人スタッフ、俳優に感謝を述べ「特に藤さんには、ハグを送りたい」と称えた。
だが、藤は「とにかくきつかった」と苦笑いで山中でのロケを述懐。言葉の壁や日々変わる脚本にも悩まされたそうで、「頭の中に、いろんなものをギュウギュウに押し込まれた。僕の最終カットが終わった後、カルロスを呼んでパン、パンってやってやったよ。もちろん、エアでね」とシャドーボクシングを見せ、パンチをお見舞いした後に握手を交わしたことを明かした。
河瀬監督も新作「Vision」の編集中のため欠席し、ビデオで「藤さんはまず、地元の猟師たちに一升瓶を渡して『飲もう』と言ってくれた。入り口から覚悟を持っていた」と称賛。藤は、「カルロスは撮影しながら哲学を語って時間がかかるから、そういうシーンは河瀬さんが仕切っていた。でも、その苦労したシーンは全部カットになっていた」とおどけながら暴露していた。
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