松坂桃李、主演映画の宣伝過多で「今月は芝居1割、バラエティ9割」
2018年2月1日 19:35
[映画.com ニュース] 原作・宮月新氏、作画・神崎裕也氏による人気漫画を実写映画化した「不能犯」が2月1日、全国269館で公開初日を迎え、主演の松坂桃李をはじめ共演の沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、真野恵里菜、芦名星、メガホンをとった白石晃士監督が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に出席した。
洗脳などで対象を殺害する男・宇相吹(松坂)が欲望や憎悪にまみれた者の依頼を受け、事故などに見せかけてターゲットを葬るさまを描く。「正義とは」という問いを投げかけるダークヒーローに扮した松坂は、初日にあたり「いよいよですね。撮影が終わってからの方が、長く感じた」と話し、プロモーション活動に精を出しただけに「今月(1月の仕事の内訳)は芝居1割、バラエティ9割という感じでした。おかげで芸人さんともコミュニケーションをとれるようになり、まったくマイナスではなかった」と充実感をみなぎらせた。
さらに姐御肌の女刑事を演じた沢尻も、「思い出に残る作品。撮影も楽しくできました」とニッコリ。白石監督は「仲良く親子で見られる“人殺し映画”です」と珍アピールで客席を盛り上げた。そして松坂は、今作を支えた宣伝チームに対し「宣伝部の人、本当にお疲れ様です。感謝です」と述べ、「何度も言いますが、まずは宣伝部の人、本当にありがとうございました。大変だったことを思うと、映画を皆さんに届けることができたのが何よりも喜びです」と繰り返し感謝を示していた。
またこの日は、物語にちなみ心理テストが実施。「好きな食べ物は?」という問いを受け、何が判明するのか知らされていない登壇陣が、戦々恐々の様子で答えを順々に発表した。白石監督の「たこ焼き」を皮切りに、「ステーキ」(芦名)、「魚」(新田)、「鮨」(間宮)、「チーズ」(沢尻)、「マグロの赤身」(松坂)、そして真野は「もずく酢」と回答した。
テストからわかることは「腹黒度」。2016年にオーストリアのインスブルック大学で行われた実験の結果を基にしており、サイコパス、ナルシシズム、サディズムの傾向が強い人ほど、酸味や苦味が強い食べ物を好むという。登壇陣のなかで最も酸味のある食べ物を挙げていた真野は、場内が笑いに包まれるなか、同じく大笑いしながら顔を覆っていた。