イメージフォーラム・フェスティバル2018は8月開催 コンペ部門、東アジアを対象に拡大
2018年1月27日 07:00
[映画.com ニュース] 作家性、芸術性、創造性の高い映像作品を世界中から集めて上映する映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル2018」が、今年は8月開催(東京会場)に決定、これまで国内からの応募を対象としていた一般公募部門を、中国、韓国、台湾からの応募も対象に加え、新たに「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」として作品を募集することがわかった。
1987年にスタートし本年度で32回目の開催となる日本最大規模の映像祭。これまでゴールデンウィークに開催していた東京会場の会期が、今年は8月に変更され、「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」「エクスペリメンタル・パノラマ」「フィルム・メーカーズ・イン・フォーカス」の3部門で構成される。日本国内の若手映像作家の登竜門として知られる一般公募部門では、過去に山村浩二、河瀬直美、井口昇、石田尚志、牧野貴、和田淳、折笠良ら、現在国際的に活躍する作家が入選している。
新たな試みとなる「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」について、同映画祭アーティスティック・ディレクターの山下宏洋氏は、「ともすれば西洋中心主義的な視点で語られがちな映画史や前衛芸術史において、東アジアという視点から改めて映像史及び映像文化の現在を捉え直す試みを行います。また、日本国内の映像作家にとっては、中国・台湾・韓国の優れた作品と同列の場で上映されることによって、異なる価値観を持った作品と出会い、刺激を受け、より良い映像表現とは何かを改めて問い直す機会が生まれることを期待しています」とコメントしている。
一般公募部門の募集期間は2月10日~3月31日で、応募方法は公式HPで告知(imageforumfestival.com)している。「イメージフォーラム・フェスティバル2018」は、スパイラルホールで8月8~12日、シアター・イメージフォーラムで8月4~10日開催。以降京都、名古屋、横浜に巡回予定。
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