竹野内豊、テレ東ドラマ初主演!「ミッドナイト・ジャーナル」で新聞記者役に初挑戦
2018年1月22日 06:00
[映画.com ニュース] テレビ東京の開局記念ドラマ「ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」が今春に放送されることが決定し、竹野内豊が主演することがわかった。「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督がメガホンをとり、「マッサン」「とんび」などで知られる羽原大介が脚本を執筆。同局のドラマ初主演となる竹野内は、新聞記者役に初挑戦しており、本作出演をもって在京民放5社の連ドラ主演を“制覇”することになる。
原作は、第38回吉川英治文学新人賞に輝いた本城雅人氏の小説で、元新聞記者の本城氏が新聞社の内幕を描いた社会派エンタテインメント作品だ。主人公は、世間を震撼させた連続誘拐殺人事件に関する誤報が原因で、支社に飛ばされた新聞記者・関口豪太郎。凶悪事件の発生から7年が経った頃、女児が誘拐される事件が起こり、さいたま支局で働いていた豪太郎は7年前の事件との関連を疑う。本社から元同僚の記者・藤瀬祐里もかけつけ、豪太郎は7年前の事件の再調査を開始する。
主演の竹野内は、同局の印象を「何かを考えさせられる挑戦的な作品を数多く創られている」と話し、「そこに私も参加させて頂けた事はとても光栄なことです」と喜びを語る。さらに「脚本は、本城雅人さんの原作を元に一部脚色を加え、演出は佐々部清監督がメガホンをとり、真実と偽りが交錯する物語の中で、職務を全うする人、職務を越え、自分の歩む道を貫き通そうとする人、さまざまな人間の温度差が、個性豊かなキャストの方々で映し出されています」と力説している。
一方、原作者・本城氏は「この物語は僕が現役の記者時代からずっと構想を練ってきた、力をこめて書いた作品です」と明かし、「豪華なキャスト、スタッフで作られたドラマの中の記者たちが、どれだけの熱い気持ちを共有し、団結して困難な事件に挑むのか放送日が楽しみでなりません」と期待を寄せている。
さらにプロデューサーの田淵俊彦氏は、主人公・豪太郎の人物像について「人からどう見られようが気にしない。しかし『人の命』にはこだわる。刑事でもないが、取材をして記事を書くことで人の命を救おうとするのである。そのやり方は、武骨で不器用だ」と熱弁をふるう。そのうえで、「日本の俳優でそんな『不器用な役』をやらせたら竹野内豊の右に出るものはいない」と断言している。
テレビ東京による春の開局記念ドラマ「ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」は今春に放送される。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
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