津波で壊滅した南三陸町の今を映すドキュメンタリー「願いと揺らぎ」2月公開
2018年1月21日 07:00

[映画.com ニュース] 東日本大震災の津波で壊滅した宮城県南三陸町の小さな漁村「波伝谷(はでんや)」。同所の被災前の3年間を追ったドキュメンタリー「波伝谷に生きる人びと」の続編で、震災後を映した「願いと揺らぎ」が2月24日に公開される。このほど予告編が完成した。
我妻和樹監督が、同地の人々と自ら関わる姿を交えながら、多くの課題を抱えた復興への苦難の道のりを映す。山形国際ドキュメンタリー映画祭2017インターナショナル・コンペティション入選作品。
津波の被害で集落が壊滅し、コミュニティが分断された波伝谷で、人々の希望になるであろう伝統行事「お獅子(すす)さま」復活の機運が高まる。お獅子さま復活に思いを託す人々がいる一方で、集落の高台移転、漁業の共同化など多くの現実的な課題が積み重なる。予告編では、震災前後の映像とともに、土地の人々のそれぞれの考え方、生の言葉を交え「お獅子さま」復活までの道のりのハイライトを切り取っている。
「願いと揺らぎ」は、2月24日からポレポレ東中野ほか全国で順次公開。MOTHION GALLERYで、公開へ向けてのクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/negaitoyuragi)も実施している。
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