「星くず兄弟の新たな伝説」新旧キャストが勢ぞろい!30年後にまた続編?
2018年1月16日 21:00

[映画.com ニュース] 33年ぶりに続編が製作された手塚眞監督によるロック・ミュージカル映画「星くず兄弟の新たな伝説」の完成披露試写会が1月16日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、手塚眞監督、三浦涼介、武田航平ら新旧のキャストがそろって舞台挨拶に立った。
80年代をリードしたロックンローラー・近田春夫氏が発表したアルバムを、1985年に手塚監督が映画化したカルト作「星くず兄弟の伝説」の続編。近未来を舞台に、若返ったカンとシンゴのスターダスト・ブラザーズが、月へ行ったり西部劇のごとく大暴れしたり、歌やダンスを交え破天荒な大冒険を繰り広げる。「仮面ライダー」シリーズの三浦&武田がスターダスト・ブラザーズを演じ、オリジナルの高木完&久保田慎吾も再登場した。
三浦は、オリジナルのカン役の高木を前に「(高木は)クールなようでチャーミング。なるべく素敵になるよう一生懸命努力しました。いつもより多めに鏡を見ました」。シンゴ役の武田は三浦について「すごくきれいで、不思議なオーラをまとった男の子だなと思っていました。プロ意識がすごく高い。歌ったり、踊るシーンでは『爪に銀色を塗ろうよ。指先きれいに見えるから』とディレクションもするんです……」と誉めると、三浦は「(話が)長いよ。先輩方もたくさんいるんだから……」と照れ笑い。2人のやりとりを聞いた手塚監督は「すっかり掛け合いがカンとシンゴになっているね。(爪の話は)初めて聞いた。そうだったんだなと思った」と目を細めていた。
アイドル・ウサコ役の荒川ちかは「(共演者が)個性的な方ばかり。新しい世界を広げてくださった。(高校の)テスト勉強も手伝っていただいて、ありがたかったです。(監督は)むちゃぶりも時々ありましたけど、優しかったですね。30年後の続編も楽しみにしています」というと、手塚監督は「もちろん!」。しかし、旧キャストからは「僕らはいないかも」との弱気な声も出て、新キャストを慌てさせていた。
映画初出演の歌手、谷村奈南はヘソ出しのセクシーな衣装で登場。「このシーンが難しい、とか言えたら、よかったんですけど、初めてなものですから、全てが分からない。リハーサルから『大丈夫かな?』という感じでした。歌のシーンは自信を持って、やらせてもらったので、楽しかった。(田野)アサミと共演するシーンが多かったので、支えてもらって、なんとか撮影ができました」と振り返った。
オリジナルのカン役の高木とシンゴ役の久保田は映画の前半に登場。高木は「前半はドキュメンタリーです。高齢者がロックをどうするのか、という話。我慢してください」と笑いを誘った。最後に、手塚監督は「こんな映画かなと思っても、想像通りにならない映画です。前の作品を知らなくても楽しめる。頭をからっぽにして、見てください」とアピールしていた。
映画は1月20日から同館をスタートに全国で順次公開される。
(C)2016「星くず兄弟プロジェクト」
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