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ラッパーのあっこゴリラ、アフリカのリアルを描く映画に興奮「魂のシャウトだと思った」

2017年12月19日 08:00

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アフリカと音楽の魅力を語ったあっこゴリラ
アフリカと音楽の魅力を語ったあっこゴリラ

[映画.com ニュース]第67回ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)を獲得した「わたしは、幸福(フェリシテ)」の公開を記念し、12月18日ヒューマントラストシネマ渋谷でラッパーのあっこゴリラによるトークイベントが行われた。

元ドラマーという異色の経歴の女性ラッパーで、リズムで会話をするゴリラに魅了されたことから、現在の芸名を使っていると明かす。「言葉がなくても音楽で通じ合える環境に行きたかった」という思いから、2016年に初めてアフリカを旅し、現地での思い出を語る。

映画は、コンゴ・キンシャサを舞台に、シングルマザーの歌手の生き様から、現在のリアルなアフリカ文化を描き出す物語。「アフリカらしさをあえて出す余計な演出がまったくなくて、現地に行った感覚を思い出す作品」と本作を評する。

また、主人公が歌手であることも自身と共通していることから「マイクを生業にしている私にいろんなことを教えてくれた素晴らしい映画」「アフリカの方たちは、肉体的、音楽的ポテンシャルがすごい。また、差別を受けた歴史もあるので、シャウトが尋常じゃない。主人公が子供を守るために歌うのが魂のシャウトだと思った。まるでドキュメンタリーを見ているかのようだった」と興奮気味に見どころを語った。

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