吉村界人に響く音楽の衝撃「サラバ静寂」場面写真披露 灰野敬二らの出演も決定
2017年12月15日 18:00
吉村界人、SUMIRE、若葉竜也らフレッシュなキャストが結集した本作は、音楽、映画、小説などあらゆる娯楽を禁止する法律「遊楽法」が施行された世界を描く物語。ネジ工場に勤務し、そこで働くだけの日々を送っていたミズト(吉村)とトキオ(若葉)。ある日、2人は根絶されたはずの音楽が大量に保存されている廃墟を偶然発見する。音楽の世界に魅了されたミズトとトキオは「サノバノイズ」という闇ライブが今でも開催されていることを知り、そのライブに行くことを夢見て、音楽作りをスタート。だが、音楽を心から憎む杉村(斎藤工)率いる警察、父親を殺されたヒカリ(SUMIRE)が廃墟へ向けて歩みを進めていた。
公開された場面写真は、ミズトとトキオが初めて音楽の素晴らしさに気づく瞬間を活写したもの。物珍しそうにギターに触れ、ヘッドホンを付けながら、音楽作りに没頭している光景も切りとられている。
自らの美学を貫く姿や求道的な音楽への姿勢で、日本のアンダーグラウンド音楽界のなかでも重要な存在となっている灰野。ロックをはじめ、フリージャズ、舞踏などジャンルを超えた国内外のアーティストとセッションを重ね続けており、本作ではミズトとトキオの2人に音楽という“衝撃”を与える重要な役どころで出演している。
特別出演となる「LONDON NITE」のDJ・ 大貫は、警察の目をかいくぐって継続している闇音楽イベントの創始者役として登場。「遊楽法」が施行される直前の時代で、未来へ警鐘を鳴らすキャラクターだ。「ANARCHY」のフロントマンで、中村獅童とタッグを組んだバンド「高樹町ミサイルズ」のメンバーとしても活躍する仲野は、ミズトらが探し求める音楽を今もなお生み出している存在として、物語に華を添えている。そのほか「THE JOHN'S GUERRILLA」「BABYLON PANIC」の若手ミュージシャン・今村怜央の出演も発表された。
「サラバ静寂」は、2018年1月27日から東京・渋谷ユーロスペースほかで公開。なお「GREEN FUNDING」(https://greenfunding.jp/)でクラウドファンディングが行われる。