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ブニュエルの傑作「皆殺しの天使」12月23日公開決定! 「アンダルシアの犬」の特別上映も

2017年11月29日 13:00

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日本初公開から36年ぶりにリバイバル上映
日本初公開から36年ぶりにリバイバル上映
(C)1991 Video Mercury Films

[映画.com ニュース]シュルレアリスム、不条理作品で知られる鬼才、ルイス・ブニュエルのメキシコ時代の傑作「皆殺しの天使」が、12月23日から東京・シアター・イメージフォーラムでリバイバル上映されることがわかった。また、併映が発表されていたブニュエルのメキシコ時代最末期の問題作「ビリディアナ」(1961)、「砂漠のシモン」(64)に加え、サルバドール・ダリとの共同脚本で完成させた短編「アンダルシアの犬」(28)の特別上映も決定した。

日本初公開から36年ぶりに劇場公開される「皆殺しの天使」は、晩餐会が催されたブルジョワ邸宅が舞台。男女20人が晩餐を終え、客間でくつろいでいたが、なぜか夜が明けても誰も帰ろうとしない。全員が帰る方法を忘れたかのように客間を出ることができなくなり、そのまま数日が経過。水や食料も底を突き、ブルジョワジー達の道徳や倫理が崩壊していくなか、事態は予想もつかない展開へと転がり始める。1962年カンヌ映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した。

奇怪なイメージが連続する「アンダルシアの犬」
奇怪なイメージが連続する「アンダルシアの犬」
(C)1928 Les Grands Films Classiques,Paris

特別上映が決まった「アンダルシアの犬」は、20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る作品。「刃が眼球を切り裂く」「手のひらに集るたくさんのアリ」など悪夢的で奇怪なイメージで構成され、当時公開されるやいなや、ジャン・コクトーら希代の芸術家たちから熱狂的な支持を集めた。

また、12月22日には東京・下北沢の本屋B&Bで菊地成孔中原昌也が登壇する公開記念イベント「人間は自由ではない! ルイス・ブニュエル、公開禁止令!?」を開催。さらに、23日の「皆殺しの天使」(16時~)上映終了後には、フランス文学者で作家の巖谷國士氏と映画史家・比較文学者の四方田犬彦氏がトークショーを行う。

皆殺しの天使」(http://www.ivc-tokyo.co.jp/bunuelangel/)は、12月23日からシアター・イメージフォーラムで3週間限定公開。公開期間中は、「ビリディアナ」「砂漠のシモン」「アンダルシアの犬」を同時上映する。

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