「曇天に笑う」主題歌はサカナクション!楽曲は渾身の“未完曲”
2017年11月23日 10:00

[映画.com ニュース] 福士蒼汰が主演し、本広克行監督とタッグを組んだ映画「曇天に笑う」の主題歌が、ロックバンド「サカナクション」の書き下ろし楽曲「陽炎」に決定。あわせて、福士と古川雄輝、大東駿介、若山耀人、桐山漣らの劇中衣装姿を切り取ったWEB版ポスター画像がお披露目された。
映画は、2011~13年に「月刊コミックアヴァルス」に連載された唐々煙氏による同名漫画を実写化したもの。舞台は明治初頭の滋賀県大津。人々に災いをもたらす大蛇(オロチ)の力を封印するために立ち上がった曇神社を継ぐ曇天三兄弟、明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊「犲(やまいぬ)」、オロチの力を悪用しようと目論む忍者集団・風魔一族による、三つ巴の戦いを描く。
今回のタッグは、本広監督がプライベートでも親交のある「サカナクション」の山口一郎に熱烈なオファーをしたことで実現。しかし、「陽炎」は山口の「ほかならぬ本広監督のオファーに応えていると確信できるレベルに達していない」という強いこだわりから、いまだ未完であることが明らかにされた。
17年3月から同バンドのライブで披露されている「陽炎」だが、現在は修正を繰り返している状況。同年10月に行われた幕張メッセ公演の演奏後には、山口が「この曲が今後のサカナクションの方向性を決める」と公言し、渾身の1曲であることをうかがわせている。

本広監督は、「ほぼ出来上がってるのに何度もライブで演奏しては変更して磨き上げていく。本当のところ曲を、一郎さんをずっと待ち続けている関係でいたいけど作品はいつか完成する。なんだか淋しいけど早く世界中の人に見て聞いてもらいたい。完全に待つことを楽しんでます(笑)」と山口の意向を尊重。“最強の男”曇家の長男・天火を演じる福士も、「試行錯誤して作られているサカナクションさんの楽曲。楽しみで仕方がありません」と完成を心待ちにしているようだ。
一方、同バンドが所属するビクターエンタテインメントの担当者は、「現在、バンドは自信を持って皆さまにお届けできる新しい音楽を見つけるために必死にもがいております」「ご期待に添えるよう、ギリギリまでバンド、スタッフ一丸となって楽曲制作に向きあう所存でございます。いよいよ、待ったなしの締め切りも近づいてまいりました(汗)。皆さまにおかれましても我々とともに、手に汗握りながら完成をお待ちいただければ幸いです」と、異例の“お願い”コメントを発表している。
「曇天に笑う」は、18年3月21日から全国で順次公開。
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