大竹しのぶ、27年ぶり共演の風間杜夫と“夫婦漫才”ウエンツ瑛士「うらやましい」と感嘆
2017年11月20日 15:15

[映画.com ニュース]女優の大竹しのぶが主演するミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」の製作発表が11月20日、東京・港区のスウェーデン大使館で行われた。
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンの名作「夏の夜は三度微笑む」(1955)に着想を得ている作品であることからの会場設定。しかも、愛を求める男女の一夜を描くストーリーにちなみ、同国の家具ブランドIKEAのベッドに入っての会見となったが、大竹は「なんでベッドなんだろう。せっかくきれいなお洋服を着ているのに隠れちゃうと思ったけれど、宣伝の人の熱い思いに負けてやったら面白かった」と意外に気に入った様子だ。
英女優ジュディ・デンチらが演じてきたヒロインのデジレ役で、「これぞミュージカルと思えるような楽しい作品にしたい」と意欲。「ウェスト・サイド物語」などで知られるスティーブン・ソンドハイムの名曲「センド・イン・ザ・クラウンズ」にも挑むが、「すごく難しいけれど、あくまで芝居の中での歌として気負わずに歌いたい」と抱負を述べた。
元恋人役の風間杜夫とは1987年の映画「青春かけおち篇」での共演以来の旧知の仲。共演は27年ぶりで舞台では初めてとなるが、「何十年ぶりという空白はなく、昨日まで一緒にいたお兄ちゃんみたい」と信頼を寄せた。
さらに、「何十年前から変わっていない。それってすごいね」と称えたが、風間は「ちょっとは成長しているよ」と苦笑い。そして、かつてを振り返り「しのぶちゃんは、カメラやお客さんの前ではちゃんとしているけれど、他はぐだぐだ。映画の待ち時間で一緒の和室にいたけれど、ほとんどゴロゴロしていた。よく寝られるなと思った」とやり返した。大竹も、「隣にいても、ちょっと着替えるからあっち向いていてと言える不思議な関係」とあうんの呼吸を強調した。
その夫婦漫才のようなやり取りにウエンツ瑛士は、「2人の掛け合いがうらやましい。こんな関係性を築きたい」とあこがれのまな差し。舞台もミュージカルも初挑戦となる蓮佛美沙子は、「大竹さんとの共演の、共と言われたくらいで出ますと言いました。稽古も含めて2カ月、お芝居をつくる過程を側で見られるのがうれしい。もちろん不安はありますが、打ち消すためにがむしゃらに頑張ります」と決意をにじませていた。
ミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」は2018年4月8~30日、東京・有楽町の日生劇場で上演される。
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