「ゲット・アウト」はなぜヒットした?ジェイソン・ブラムが独自性を解説
2017年11月10日 16:00

[映画.com ニュース] 「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや「ザ・ギフト」「スプリット」を手がける敏腕プロデューサー、ジェイソン・ブラムが、製作を務めたスマッシュヒット作「ゲット・アウト」(公開中)について語るインタビュー映像が、公開された。
全世界興行収入2億5300万ドル超、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では99%(11月8日時点)を記録したスリラー。白人の恋人ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招待された黒人の写真家クリス(ダニエル・カルーヤ)が、次々と奇妙な出来事に遭遇し、恐怖に絡めとられていく姿を描く。
本作の最大のサプライズといえば、アメリカのお笑いコンビ“キー&ピール”のひとりであるジョーダン・ピールが監督デビューながら、卓越した演出力を見せ付けたことだろう。ブラムは「映画で扱う笑いとホラーは、タイミングが重要だ。彼はコメディ出身だが、ホラーを愛している。ホラーとコメディには通じるものがある。だから、両方を扱うと言う彼に安心して任せたよ」と全幅の信頼を寄せる。
本作では、人種差別的な問題を物語の大きな仕掛けとして扱っているが、ブラムは「人種差別的な言動は、誰もが無意識にやりがちだ。この映画は、そこを浮き彫りにした。僕がこの作品を気に入ったのはその点だ。人種と差別をテーマの1つにしたところさ。差別に光を当てた点は素晴らしい」と本作の独自性を強調している。
(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)