ナオト・インティライミ、13年ぶり長旅の理由は“危機感”「3年、5年持たないぞ」
2017年11月6日 17:55

[映画.com ニュース] シンガーソングライター、ナオト・インティライミの旅に密着したドキュメンタリー映画第2弾「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 前編」の公開直前プレミア上映会が11月6日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、ナオトと加藤肇監督が舞台挨拶に出席した。
「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」(2013)の続編となる今作は、アフリカ大陸14カ国、ルーマニア、スウェーデン、ドイツなど、世界各地を巡った約半年間の旅を記録。客席でファンとともに鑑賞していたナオトは、「完全に第三者の目線で、吸い込まれるように見ました。僕はただただ旅をしていただけ。監督たちが作品にしてくれたことに、なにしろ胸が熱くなった」と感謝を示した。
デビュー前の03~04年末に515日間で28カ国を旅したナオトだが、今回は約13年ぶりの長旅。出発を決めた背景には音楽活動への危機感があったようで、「7年前の3回目のデビューからいろんなことが動き出した。まず、それに感謝をしています。そのなかで、音楽との向き合い方が少しずつ変わってきた」と明かす。多忙のなか「人のライブに行きたいけど、歌詞を書かなければ。夜、好きなCDを聞きたいけど、1秒でも早く寝なければ。やるべきことに囲まれている状態でした」と振り返り、「このままでは心が不健康になり、3年、5年持たないぞ、と。10年、20年先も、自分から音楽を追っていく心でやるために(旅に出た)」「今までの気持ちに戻れたし、今では別の感覚で音楽とつながりを持てている気がします」と再スタートをきれたと強調した。
一方で加藤監督は、撮影初日の成田空港に思いを馳せる。「最初にインタビューしたら『そういうのじゃない。自由にやりたい』とキレられた。いきなりヘコまされました」と苦笑い。ナオトはしゃがみこみながら「その節は申し訳ございませんでした!」と平謝りで、「改まって『今回旅に出ますが、どうですか』と聞かれ、そういうんじゃないんだ、しゃべりたいと思ったらしゃべるし、俺はただ旅するからついてきて、ということを言いたかった」と、自然体での撮影を望んだと説明していた。
また壇上では、ナオトが今作のために書き下ろした主題歌「Sunday」を生歌唱するひと幕もあった。「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 前編」は11月23日、「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 後編」は18年1月5日に公開。
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