吉田恵輔監督「犬猿」予告編&ポスター入手! 主題歌は「ACIDMAN」の書き下ろし楽曲に
2017年10月19日 05:00
[映画.com ニュース]吉田恵輔監督が4年ぶりにオリジナル脚本で撮り上げた最新作「犬猿」が、2018年2月10日に公開されることが決定。あわせて、相性最悪の兄弟を演じる窪田正孝&新井浩文、姉妹に扮する「ニッチェ」の江上敬子&筧美和子の姿をとらえたポスタービジュアルと劇場予告編を、映画.comが先行入手した。
本作は「ばしゃ馬さんとビッグマウス」「麦子さんと」などを手がけ、ヒューマンコメディの名手として定評のある吉田監督が、「兄弟」「姉妹」をテーマに、羨望、嫉妬、近親憎悪といった身近な存在に抱いた感情を、笑いとペーソスを織り交ぜながら描く。窪田はまじめな印刷会社の営業マン・金山和成、その兄として登場する新井は刑務所から出所したばかりの傍若無人なトラブルメーカー・金山卓司、江上は仕事はできるがブスな姉・幾野由利亜、筧はグラビアなどの芸能活動をしているが頭は良くない妹・幾野真子として姉妹に扮している。
「愛憎が、溢れ出す」というキャッチコピーが添えられたポスタービジュアルは、感情のぶつかり合いを強く打ち出しており、タイトル通り「犬猿」の兄弟&姉妹による抗争をイメージさせる仕上がり。それぞれのキャラクターを演じる窪田らが眉間に皺を寄せて、相対する者を鋭く睨みつけている姿が印象的だ。
予告編は、今にも怒りが爆発しそうな和成らの顔のアップからスタート。横暴な振る舞いを繰り返す卓司に困り果てる和成、軽率な行動をとる真子に苛立つ由利亜など、全くソリが合わない兄弟&姉妹の日常が映し出され、やがて愛憎渦巻く抗争が勃発する。「そんなに俺が落ちていくのが嬉しいか」「自分が勝手に堕落してるだけじゃん!」と口論する金山兄弟、「顔だけしか取り柄がない空っぽのくせに」「いくらブスだからって嫉妬するのもいい加減にしてくれない!?」と心のうちをさらけ出す幾野姉妹。胸を打つ痛烈なセリフの数々、そして窪田らキャスト陣の体当たり演技に圧倒されてしまう内容だ。
また映像の中盤からは、ロックバンド「ACIDMAN」が書き下ろしたアップテンポな主題歌「空白の鳥」が使用されている。吉田監督から熱いラブコールを受けたボーカル&ギターの大木伸夫は「吉田監督が以前から僕達のファンでいてくれた話を伺い、とても嬉しかったです。友人の新井浩文が出ている事もあり、喜んで参加させて頂きました」と喜びを噛み締める。「書き下ろしは初めてだったのですが、映画の力をお借りしながら曲を作れるなんてとても贅沢で貴重な体験でした。僕達にとっても思い出深い作品になった『犬猿』。1人でも多くの人に劇場で見ていただけたら幸いです」とコメントを寄せている。
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